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魔法だからできること

(私もかなり眠い……いつもなら、この時間は起きていても平気なのに)

「大丈夫だよ、エリー。ちょっと試してみたいことがあるんだ」

 杖を構え、アニーちゃんは魔法を唱える。


――眠りに誘う精霊さんに、少し待ってと伝えます


 少しだけ眠気が覚めた。アニーちゃんはやったね、と言い少し歩くとふらついた。

慌てて支えると、寝息が聞こえた。私もアニーちゃんを真似て魔法を考える。

 そして弓を手に持ち、魔法を唱える。

――重さ支える精霊さん、アニーちゃんを軽くして、ゆっくり静かにわたし持つ


 私はアニーちゃんをお姫様のように抱きかかえ、部屋まで運ぶ。

 けれど階段を上り終えたところで、私にも眠気が訪れる。

 翌朝、私はベッドの上で目が覚めた。

(誰が運んでくれたんだろう……)


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