288/290
プレゼント
エリーにどうやって渡そうかを考える。
ロッサにお願いしてみたら、ツーンと顔を背けられた。
「…魔法を使おう」
エリーの部屋の扉に花を挿し、魔法を唱える。
―お家と声とお花さん エリーが来たらこの言葉 届けてほしいと願います
僕は扉に魔法をかけ、自分の部屋に戻ると、手鏡から音がした。
「やあうつむき姫。お久しぶり」
「お兄ちゃん。久しぶりだね」
「うん。久しぶりだね。ようやく時間が取れたから少しだけ会話できそうかなって」
お兄ちゃんがいつもと同じように声をかけて売れた。
「不思議なことがあったね」
「選べるってすごいことなんだね」
「そうだね。僕たちは自分たちで、自分の未来を選ぶものなんだよ」
お兄ちゃんはそういうと。鏡からボクの目を見る。




