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魔法使いともやもやと  作者: 雪陽炎(旧名:ぷらすとぷらす)
花とアニーとマジョレット
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ワスレナグサ

 夕日が傾く中、ボクはもう一軒だけ立ち寄ることにした。

「いらっしゃいませー」

 お花屋さんに立ち寄る。今日はエリーの誕生日だ。

「今日が誕生日の子に花を贈りたいのですが」

 カンパネリャさんと挨拶を交わし、聞いてみる。

「だとしたらこちらですね」

 きれいに咲き誇った花のところに案内された。


「花束になさいますか」

 エリーに花束を渡している姿を想像する。

「…一輪差しでお願いします」

 花束贈呈はハードルが高く、一本だけにして、気を付けることなどを尋ねてみた。

「花言葉で選んでも良いよ。ただ、花はどれもきれいだから、心で選んでも良いよ」

「花言葉だけで花を選ぶのはお花に失礼ですもんね」

 カンパネリャさんに頭を撫でられる。

「そういうこと。アニーちゃんが悩んで選んだ花ならどれだって嬉しいはずだよ」

 ボクは悩みぬいて、一本の青い花を選んだ。


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