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服の魔法

「アニーさんはローブのみを着ているのですか」

「お洗濯大変ですし、着るのも楽ですし。それに成長したときを考えて、大きめの

サイズを選んでいます。どれ着ても同じですし」

 ピシッと空気が凍る。リン姉が震える声で言う。

「そういえばお兄ちゃんっぽい振る舞いを知りたいんだっけ。ちょっとおいで」


「はい、これがかわいく見える服装だよ」

「アニーちゃん可愛い!」

「リン姉…ボクはお兄ちゃんっぽく見られたいんです」

 そうだったね、と手のひらをポンと叩いて、再度着替える。


「はい、これが恰好よく見える服装だよ」

「アニーちゃんカッコいい!」

「だから……」

 リン姉はポンとボクの頭に手を置き、真面目な顔で話す。

「ここから先はアニーちゃんだよ。どうしたらお兄ちゃんっぽくなるか考えてね」

 そうこうしているとお風呂が沸いたとヒユリさんから告げられた。


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