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夜を楽しむ

「うーん」

 どうにも目がさえていて、寝る時間を過ぎても起きている。

(エリーは、どうするんだろう)

 お魚さんのときは、ありがとうと言ってくれた。家に帰るときも一緒だった。

(今回はどうだろう…エリーのお父さんやお母さん、友人はどうするのかな)

 そう考えていると、眠気はどこかに行ってしまい、余計なことをしたのでは、

と自分を責める。


 ふとロッサを見る。すやすやとかごの中で眠っていた。


 ボクはショールを肩に掛け、窓に向かう。

「わあ」

 夜空には月と星々が輝いていた。

(夜にだけ咲く花もあるって聞くし、夜には夜の楽しみ方があるんだろうね)

 いろいろ考えていた頭の中が、すっきりしていく。

(もう少し起きていようかな)

 そう思えるほどに、いい夜だった。


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