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魔法使いともやもやと  作者: 雪陽炎(旧名:ぷらすとぷらす)
舞いとふしぎとポンポンと
260/290

不思議なこと

 家に戻ると、昼なのに分厚い雲が空を覆っていた。

 部屋でゆっくりする中、ボクはハッカリスさんを思い出す。

(エルフの人って社交的だよね。すごく印象に残りやすいや)

 エルフは森の中で暮らしている。ハッカリスさんやエリーのように外に出てくる

人は珍しく、水に住む人魚ともども謎が多いとされている。

「やっぱり不思議だよね」

「うさ」

 ロッサと一緒に書斎に向かう。


 パチリと電気をつけ、本を探す。種族の本を見つけ、開く。

(エルフは森の中、人魚は水の中にそれぞれの種族だけで住んでいます、か)

 お兄ちゃんが言ったことを思い出す。


「『はじまりの魔法使いは精霊だけを長寿とし、種族の寿命を平等に設定した』

 って文章が気になったんだ」


(だったらどうして昔と今とで変わったんだろう…世界が壊れていっちゃうよ)


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