220/290
翁格子模様
「ハープちゃん、大丈夫。飛ぶの魔法は苦手かな」
「…はい。この箒は空を飛ぶ魔法の箒をイメージして作りました」
「それだと魔法の効果が切れたとき危険だね。良かったらこっちにおいで」
リン姉の誘いにハープちゃんは頷き、お邪魔しますとミュイッターの隣に座る。
髪の毛には猫の髪飾りがついていた。
「ハープちゃんも魔法使いの服に着替えたの。似合っているよ」
「…ありがとうございます。網目模様好きなんです」
「すごく可愛いよ」
照れるハープちゃんを見て心からそう思う。
(みんなで魔法使いになれたら良いなあ)
「にゃあ」
「山頂付近にいるって」
裏山の頂上に降りる。リン姉がシートをたたんでいる間、周囲を警戒する。
「だれか来るよ」
足音を聞き、警戒しているとドギー君とメルベクさんが霧の中から現れた。




