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魔法とは
「初めて知りました」
「私も」
眼鏡をかけたヒユリさんの瞳が僕たちを見つめる。
「魔は危険なのです。『魔』が差すの言葉があるように、魔は人を惹きつけます。
魔に導かれることもあります。魅入られることもあるでしょう。法則を持って魔に
対処すること……それが魔法なのです」
リン姉の猫、ランが鳴く。
「アニーちゃんエリーちゃん、貰った石を今、持っていたら出してみて」
ボクたちはポケットに入れていた石を机の上に置く。
「ランもね、石から生まれたんだ。二人もできるはずだよ」
「あの…実はボクたちは詠唱が苦手でして」
「大丈夫だよ。私も苦手だったから」
上手になりたいボクたちは、その方法をリン姉に尋ねた。
「魔法に失敗したのなら、どうしてなのかを考える、ですよね。ヒユリさん」
ヒユリさんは肯定し、ボクたちは部屋を移動する。雨は上がり空に星が見えた。
入口にマリーゴールドが咲き、カレンデュラの花冠がつるされた外の建物に入る。




