前へ目次 次へ 206/290 静かな道で ウイステニアの町は静まり返っている。 「みんなまだ眠っているのかなあ」 「どうかな…ネコさんの魔法がまだ続いているのかも」 たまに吹く風の音にビクッとする。 「急ごう」 ボクは歩く速度を上げる。 「そうね。ほかにももやもやが出てくることもあり得るし」 エリーも速度を上げて、ボクを追い抜く。 「警戒して歩こうよ」 ボクがさらに速度を上げ、再度追い抜く。 「うん。大丈夫。任せてよ」 エリーがもっと速度を上げる。 バチッと火花が散った気がした。