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重なる気持ち

「できることを増やしていこう。ちょっとずつでいいから重ねていこうよ」

「…ナポレオンパイみたいに?マッテバさんのところにあったよね」

 ボクは涙をぬぐい、エリーに答える

「ハープちゃんたちが買って帰ったやつね。あれ美味しそうだったね」

「今度、買って帰ろうよ」

「それ良いね、そうしようか」

 エリーの言葉に笑みがこぼれた。


「ようやく笑った。アニーちゃんは笑顔が似合うんだぞ」

 エリーが僕のほほをつかみ、むにむにとする。

「ちょっとエリー、くすぐったいよ」

「泣くと顔がむくんじゃうからね。マッサージが必要なの」

「うみゅう」

「今のままだとヒユリさんやリン姉さんに心配をかけちゃうよ」

 ボクは帽子をとる、エリーがマッサージしやすくなるように。


「むう、なかなかに手ごわい…魔法使うね」


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