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いつかきっと

 猫さんに導かれやってきたのは、町の中心部だった。

「ここは…時計塔かな」

「にゃあ」

 時計塔には東西南北に時計が付いており、その上には鐘がある。


「にゃあ」

 ネコさんはフワッと宙に浮く。

「みゅい」

 ミュイッターも続く。

「待ってよ」

「ほら行こう、アニーちゃん」

 エリーが一足早く宙に舞い、手を指し伸ばす。

「うん」

 差し出された手をそっと握る。

(エリーはいつだって手を差し出してくれる…いつかボクもこうスッと手を)

 急に恥ずかしくなり、帽子を深くかぶる。

(いつかエリーが困っていたら、その時は手を差し出せるようになろう)


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