前へ目次 次へ 191/290 白い街とネコさんと 「みゅい」 ミュイッターの力で空を跳びウイステニア近くに差し掛かる。 町は白く包まれていた。 「霧かな。今朝も寒かったし」 「霞だよ」 ボクが訂正する。 「霞っていうのは春だけらしいよ」 エリーが教えてくれた。 「にゃあ」 「あ、ネコさん」 ヒユリさんの家の外にネコさんがいた。 「なんだか困っているみたいだよ」 「そうね。私たちでもなにかできることあるかな」 エリーの言葉にネコさんは嬉しそうに尻尾を振り、霞の街を先導する。