前へ目次 次へ 184/290 右目 「良いよー。おいでー」 エリーがぴょーんと上がってくる。 「…高いです」 ハープちゃんの焦り声が聞こえた。 ボクはエリーの落下地点に走り出す。 「アニーさん」 後ろからハープちゃんの声がした。 (エリーを助けるんだ!) ボクは必死になってエリーのもとに走る。 右目が熱く感じる。 (なんだろう) 今なら魔法が使える、そんな気がしてボクは詠唱を開始する。 ――青さと白が重なる空の精霊さんに願います エリーを救う力を貸してくださいと 空から落ちてくるエリーをしっ