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メモを取ろう
「二人ともー、ヒユリさん帰って来られたから、おいで。紹介するよ」
「はーい」
ボクたちは階段を下りる前に、部屋に戻り鏡で身だしなみをチェックする。
「ちゃんとしておこう」
ボクがほほ笑むと鏡のボクもほほ笑む。
(鏡でなにか大切なことがあったような気がする)
まるで心の中にぽっかりと穴が開いた気がして、ふわふわした感じがしている。
弱い雨がまた降りだしている。
コンコンコンというノック音にボクは思い出す。
(そうだよ、お兄ちゃんだ)
お兄ちゃんから寝る前に連絡があった。世界の歪みを治してほしいと。
忘れかけていたことを思い出し、ボクはメモを取っておく。
ボクたちは階段を降り、一階のリビングに向かう。




