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苦手なこと
「だったら服とか教えるね。変わりに詠唱、教えてよ」
ボクは魔法使いになると決めてから、ずっとローブで過ごしてきた。そのため、
服選びが苦手なもののひとつになっていた。エリーは詠唱に苦手意識がある。
「良いよ。二人で克服していこうね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
エリーの笑顔にモヤモヤ感は消えていく。
「急にお兄ちゃんって呼んでって言うから、モヤモヤして来てきちゃった」
エリーもモヤモヤ感を感じていたと教えてくれた。
「お姉ちゃんが服を覚えたいって言ってくれたらどっか吹き飛んじゃったよ」
ボクもモヤモヤしていた気分が消え、ぐっと楽になっている。
「詠唱はボクも教えるし、リン姉やヒユリスタさんも教えてくれるはずだよ」
「うん、しばらくは真似ていても良いかな」
「良いと思うよ。まずはそこからってお兄ちゃんも言っていたし」
その後もエリーと会話を楽しんでいると、リン姉の声が聞こえた。




