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はいといいえとそれ以外

 窓には月が輝いている。

「二巻目はね、キリギリスさんと大上さんの血を引く子供が主人公のお話なんだ」

「うさ」

「ロッサ、ちゃんと本を読もうね」

 結論を知りたがるロッサにジト目で見つめる。


「まあ良いや、簡単に説明するとね、キリギリスさんとオオカミさん、それぞれの

力を使って困難を乗り越えていくっていうのが二巻目なんだよ」

「うさ」

 ロッサが喜ぶ。


「なんていうのかな。いろいろ考えさせられてね」

「うさ」

「物事にははいといいえとそれ以外があるような気がするんだ」

 言葉にするのが難しく思い、ボクは紙に三重丸を描く。


「良いかいロッサ。中心がはいで外がいいえとすると、その中間がそれ以外だよ」

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