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誰もが通る道
「私も同じようなことありましたよ。アニーちゃんの家に来てすぐに、前居た家が
恋しくなっちゃって」
「私もここに来たときはそうだったなあ」
エリーとリン姉が懐かしそうに話す。
「その時はどうしたんですか」
「いったん帰ったよ」
「私も。今でも前居た家の人とは手紙や会話しているよ」
エリーとリン姉の言葉のあと、ヒユリさんがボクに質問した。
「アニーさんはどうなさいます。一度戻られますか、ここに居られますか」
「一度帰っても良いでしょうか」
「大丈夫ですよ。誰もが通る道ですから」
ヒユリさんは認めてくれた。
「私も行くね。家のみんなが気になるし」
「ありがとう、エリー」
「どういたしましてだよ、お姉ちゃ…アニーちゃん」
ボクは院長先生に明日帰ると連絡を入れ、許可をもらった。




