138/290
お兄ちゃんに連絡しよう
部屋に戻り、着替える。魔法使いの服は、ハンガーにかける。
(予備の服は明日の朝には届いているんだって)
階段を下りたら洗濯籠に入れようと思い、目につくところにかけておく。
ボクはまた窓に向かい、手鏡をノックする。
「こんばんは、お姫様。調子はどうだい」
「こんばんは、お兄ちゃん。ボクはお兄ちゃんみたいになるって決めたよ」
「そっか。お兄ちゃんっぽい服か」
手鏡をベッドの上に置きクッションを抱いて、会話する。
「エリーは格好よく着こなしていたから、ボクもいつかあんな感じに着るんだ」
「そうだね。カッコよさとかわいさの両立をテーマにしてみても良いかな」
今日あったことを伝える。次はお兄ちゃんの番だ。
「昨日不思議に思っていた種族の寿命差について、教授に聞いてみたよ」
「もやもやのせいだと思うんだ」
「決めつけは視野を狭くするよ。まあそれを含めて調査中って教えてくれたよ」




