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水の華

 メルベクさんが買ってきてくれたカイロに包まれて、ボクたちは外に出る。


「ハープちゃんの魔法はものを作ったり変えたりする魔法なのか」

「…はい、そうです。複雑なものを作ろうとすると消えてしまいます」

「わかる。精霊の魔法も似たようなものだもん」

 公園の中を案内される。会話中でもハーブちゃんはよく頷く。

「…アニーさんとエリーさんとのお話はすごく楽しいですよ。私が人と話すのを、

苦手としているだけですから」

 聞き上手なのかな、と思いつつ道を歩く。


 湖の前にある柵に人が数人いて、話し声が聞こえる。

「急に池が緑色になったね」

「藻かな」

「アオコかも」

 湖には水の華が咲いていた。

(降りてくるときやハープちゃんのときは透き通っていたのに)

 ボクたちも湖の様子を見る。

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