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お邪魔します

「あれ鍵が…ヒユリさん買い物かな」

「ヒユリさんってどんな方ですか」

「優しくも厳しい人って感じかな。帰ってきたら紹介するね」

 リン姉は鍵を差し込み、玄関を開ける。空は暗くなってきている。

「ただいまー。二人とも上がって」

「お邪魔します」


――言葉よ言葉、言の葉よ、積もり積もって集まって、家を明るくしてください


「これで一晩明かりは持つよ。部屋にスイッチで操作してね」

 リン姉は言葉の魔法を使う。魔法は世界に数多く存在している。

 ボクたちは階段を上がり、二階に案内される。上がってすぐに洗面台がある。

「洗面台すぐ隣の部屋は書斎、他は寝室。通路の突き当りがリビングだよ」

「ありがとうございます」

 手洗いとうがいを終えると、リン姉は階段を下りていく。

「私は下にいるね。ヒユリさんが来たら呼ぶから、それまでゆっくりしていてね」

 ボクたちは部屋を決め、中で休むことにした。


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