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ホームステイ先

「あの、えーと、お姉さん」

「ん、どうしたの?もうすぐお家だよ。あとリンちゃんだと嬉しいな」

「そのことなんですが、さすがに目上の方をちゃん付はちょっと……」

 魔法使いを目指す人は、フードの付いた服装をすることが習わしになっている。

最初はローブ、次はフード付きの服を着る。そしてフード付きのマントやケープ、

羽織などに変わり、巾着型の袋を経て、正式に魔法使いになれる。


「リン姉って呼んでも良いですか?」

「リン姉さんって私は呼びたいです」

「…うん、良いよ」

 リンちゃん呼びを求めていたのか、一瞬寂しげな顔をしてリン姉は承諾した。


 やがて大きなお屋敷が見えてくる。

「ここがヒユリスタさんの家ですか…大きいですね」

「これからよろしくね、二人とも」

 空には雲がかかり始め、雨のにおいがする。

 薄暗くなる中、足を速め、噴水のある庭を通り、花冠が飾られた玄関に着く。


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