101/290
春を捜しに
ボクたちは服屋を出る。その間考えていたことがある。
「ねえ、エリー」
「うん。私も同じ気持ち」
「リン姉、えーっと、ボクたちに春の精霊を捜させてくれませんか」
思い切って提案してみた。
「良いよ。できる範囲で良いからやってみて」
リン姉は別の方法を探しに図書館に向かった。
街中をてくてくと歩く。
「池でまたスケートやりたいな」
「氷に穴をあけて魚釣りもいいぞ」
「息が白い時期ってこの冬ならではだし、もう少し楽しみたいな」
別の道に入る。
「今夜は鍋だぞー」
「雪だるま作りたーい」
そして気付く。




