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あわいの闇
暮れるほど影の濃くなる水銀灯 頬を撫で去る幽霊の手
藍空に愛だ哀だと詰め込んで迷子になってうずくまるI
死ぬまでに一度行きたい街がある 死にたいときには思い出せない
二度寝して悪い夢見て飛び起きる 世界は知らぬ間に宙返り
雨の日は白に灰色、青混ぜて 悲しみ重ねたような色です
緩やかに熱を失う夕暮れの寂寞は君の声に似ている
知ってるか ゴーストタウンは幽霊の浮力で地球から剥離する
夕立を待ちくたびれたアマガエル 少し萎びた朝顔の傘
黄昏の誰ぞ彼かと問う影に会えない人の囁きを聴く
雨の日はどこもかしこも暗いので幽体離脱も気づかれぬはず




