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草原の魚  作者: 日次立樹


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来週も雨


屋根裏で桑の葉をはむ蚕らの怨みごとかも 絶えぬ雨音


傘にさえ音を聞かせぬ霧雨が世界のすべてを溶かそうとする


薄闇に雨音だけが響く夜 見知らぬ過去へ吸い込まれてく


眠いのは雨で湿度が高いせい まあ晴れている日も眠いけど


ざんざかと降る雨にさした傘も負け 濡れた靴下がちくちく痒い


海底に住む生き物も雨を知る 私達の知らない匂いで


雨音をバラードのように聴きながら言の葉を織る休日の午後


さめざめと降る雨ばかり眺めてる 伝う雫を拭えないまま


天の河あふれたような土砂降りで 会えない時をLINEで埋める


薬局で鎮痛剤を買い占める 天気予報は来週も雨


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