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草原の魚  作者: 日次立樹


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あなたのようなわたし


音もなく花は散る散るわたくしが悲しみ忘れていられるときも


年重ね郷土の味を知るたびに母の故郷の遠きを思う


ふるさとは花ふる里に違いないあなたのような人がいる場所


悲しみを悲しみのまま後悔は後悔のままおく難しさ


思い出と名前をつけた写真たち いつか忘れるアルバムの中


ふるさとは遠くに在りて思うもの かえれないから微笑んでいる


晴れの日の光に踊る雨の中 粛々とゆく花嫁行列


画用紙を飛び出していく自由さを忘れて箱におさまるクレヨン


うららかな休日の午後に描く夢 昼寝をしたら散歩に行こう


ひび割れた道路に花びら散りばめる春の嵐のマラソンコース


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