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草原の魚  作者: 日次立樹


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夢ふる雨


自販機の隣のカエル 久々の雨に打たれて楽しげである


天気予報アプリは沈黙 この雨は私の上にだけ降るらしい


水無月の石灯籠の傍らに不動明王トノサマガエル


雨の日にあなたを想う公園のすべり台の下耳を澄ませて


小雨にもレムとノンレム睡眠がありホットミルクが欲しい夜もある


五月雨は乾いた街を潤して君の夢路にしみじみと降る


夢も見ぬ眠りから覚め 結露した窓に昨夜の雨を知る朝


蓮の葉に暫しとどまる水玉が光を集め真珠になる瞬間とき


何万回泣いた空でも晴れるから、君の上にも光はあるから


終点の駅で止む雨 閉じられた傘だけがまだ涙を流す


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