第14話 めっちゃ可愛いモテない女
みくに手を振り返し、教室に戻る
いつも通りの生活を送り続けて今日はもう終わろうとしていた
放課後、部活を行くやつらと、行かない奴らでそれぞれ話していた
どうやら10月に文化祭が開かれるとの事だ
それと同時に体育祭も近づきつつある
学校生活の一部である行事だ
3学年が団結し、校長とかが決めたルール、目標を持ってそれぞれ...全校で取り組むものだ
そんな話をしているところを渉は入らずに普通に帰ろうとしていた
階段をおりている途中に、上から来る1年の奴らに捕まった
訳あって1年の多目的室に連行された
相手は女子2人組
「んで俺が」
「やっぱりこの男ね」
「なんの男だよ」
「1年生と...い、1年生と...!」
「言いたくなければ言わない方がいいんじゃねぇーのか?後、俺はそんなことしねぇよ。欲が先に来ないんでね」
「こんな部屋で...」
「誤解を生むような事を言うな」
「それより、なんでそんな平然としていられるの?」
「こっちはなんで連行されてんのか心当たりがないからソワソワしてますがねぇ!」
「それがねぇ。1年で一番可愛い女子と...」
「...?」
「さ...!察してよ!」
「アァ...?」
まあなんとなく良くない事だとは思う
そもそも俺そんな知らないしな
学校1陰キャだった俺にそんなことを教えてくれるやつなんて居なかったし、オタクに優しい世界はもちろんありません
お金を好きな物に使ってるかのように思わせられながらその作品にお金を吸い取られ、そのための努力を小馬鹿にされる
はいもう終わりです
どうしてこんな世界になってるんですか?
これは共通認識なの?
「そ、そのなぁ...俺にはそんなことをした覚えはないんだがもしそんな噂があるなら俺はやってない」
やはり仕組まれてそうだな
俺は最近何もせずに帰ってる
「それで証拠とかあんのか?」
「相手側から生徒会に相談が4月の頭にあって...」
「なるほど...こっちは完全に納得したよ」
「自白するってことですか?」
「多分それは俺に似た誰かだ。確かこの学校に居たんだ。そうみくみたいに毎日この学校の人の顔を作る変出者が。」
「...よくわかんないんですけどそれは何年ですか?」
「3年か1年だな。女子ってことらしいけどされたんだろ?」
「そう噂されてます」
「...ふたなり...」
「なんてこと言ってるんですか!」
「も、申し訳ない...口が滑った」
「うーん...現実的に考えておかしいでしょ」
「まあ、よく性のあーだこーだとか言ってるけど体と心身とか恋愛対象とか。判別されてるのに別になってる的なのよくわかんないし、よく調べてないから指摘されるかもだけどちょっと引くよね」
「えぐいこと言いますね...。早く謝った方がいいですよ」
「誰にだ?お前らにか?」
「えーっと...世界に」
「この部屋での発言が世界にもはばたくのかよ」
「まあ...そんなのはどーでも良くて」
「結局どーでもいいのかよってノリツッコミしていきたいとこだが、1年からの冷たい視線を解消するためにも、まずは被害者の女子にも俺が代表して謝って、犯人をとっ捕まえるしか無さそうだな」
「...まあそうですけど、被害者の子もう学校休み始めてますよ。」
「住所教えてくんない?」
「えぇ...何かと取引してください」
「うわだる」
「心の声ダダ漏れ。アーニャかよ」
「気持ち悪」
「2人にすげぇー言われてんだが?で?その子は可愛いの?」
「まあ」
「おけ、受けて立とう」
「じゃあ、1年の田中圭くんと私が話せるように」
「私の年収が増えるように」
『してくれればいいよ』
「年収って言葉を見捨てたくないが、とりあえず可愛い子のために頑張るしかねぇーな」
「ファイトー」




