第13話 紅蘭を操作するもの
教室には人で埋め尽くされていた
紅蘭は「そこをどけ」などと言って教室内部に入っていく
既に渉がいて来た瞬間に睨みつけてきた
「やべぇ事してくれるじゃねぇーかよ」
「私は何もやってないわ!」
「……へ?」
「私の評価を落としたいからって!」
「何言ってんだ?普通に噂になってたからそれを真に受けて本当だと思っただけだし、他に犯人がいるならそいつに喧嘩売るだけだ」
「話と違うじゃない……」
「もう1回同じこと言うことになるな……何言ってんだ?」
「私、今の生徒会に操られてたわ」
「……?」
「しっかり話すから……人が増えすぎた件先に片してもらえる?」
「……別にいいんだが……」
完全に視線はみくの方を指していた
傍から見ればみくの周辺を飛ぶ虫だ
「なんであなたはそんなにみくを守るの?」
「……は?」
即答ではなかったし、周りの状況を考えていたのか簡単には答えなかった
「とりあえず、違う子達は教室戻ろうね」
私がそういった瞬間、ここに集まっていた人はぞろぞろと帰っていく
「で?何が生徒会だと?」
「私は生徒会の人から推薦されてすでに今年の生徒会選挙をほぼ無条件で生徒会長になれることが約束されてたの」
「……色々ツッコミたいところがあるがとりあえず話を最後までしてくれ」
紅蘭が渉に初めて会った日の生徒会室にて
『先輩!少し...質問いいですか?』
いきよいよく扉を開け、こう言うとすぐにソファに座っていた女子が立ち上がり
『どうしたの?』
と一言かけてきた
『あのぉ……今日...渉って言う人に会って...』
『渉...ああ、あの去年浮気しまくった男ね。それがどうかしたの?』
『やっぱり!浮気は本当なんですね!』
『うん。私も渉と付き合っていたことがあったもの』
『えぇ!?』
『そうよ。紅蘭ちゃん...この学校のある秘密を教えてあげる。その代わり今回は渉という君が気になっていた男をターゲットにある任務を与える』
『……はい?』
「これが今回の真相」
「そうか、一応言うが俺は今の2年以外と付き合ったことはないんだが」
「そ、そうよね...」
「...」
「で、なんでそんなにみくさんを守るの?」
「なんでって...」
「それって相手にはいい影響を与えてるの?」
「大体、高校生にもなって他の奴らは何一つ疑わず、みくを責める。そんな奴がいたら男の半数以上は守るって選択をすると思うぜ」
「ほんとバカなのね」
「それは俺に対してか?」
「男に対してよ」
「...まあ、それはどーでもいいんだが、まずはみくに謝れ。状況がそうとか関係ないし、普通にやってる事はいじめだ。な、紅蘭」
「ご、ごめんなさい」
「わ、悪かったわ」
などとそれぞれ謝罪した
「みんなも気をつけろよ。人を騙すやつなんてこの教室に何人もいる。」
「...」
「じゃあな、みく」
みくはすっかり元気を取り戻していて、笑顔で渉に手を振った
多分この後紅蘭は生徒会の人との関係を終わらせたと思う
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