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第10話 紅蘭の助っ人

今回は渉に代わり、紅蘭が主人公です

まあEXエピソード的なやつですかね

これは、渉が露崎みくと遭遇し、中庭で対話を繰り広げていた時と同時刻の話だ。


ーー

この学年が始まってついに5月を迎えようとしていて、定期テストが頭を出し始めるところだ

ここは大学に行くのが全てというスタンスの高校ではなく、第1に高校生活を楽しみ、そして、卒業後どんな人間になれたかが重要な高校だ

大学に行ったからってその後の行動や人間性がやはり何においても邪魔してくる

学歴社会とはなんだったのだろうか

そんなことはさておき、露崎みくと渉が話し合ってるところより、少し時を戻す

渉にメールを送ったあたりだ!


放課後 教室にて

「聡美(さとみ)ちゃん!この後はもう部活?」

と明るめに紅蘭は話しかけた

「紅蘭ちゃん!実はね……この後、カラオケ行くんだ!」

「えー!?良いなぁ!」

そういいながら紅蘭は少し聡美にお触りを始めた

「ちょっと触りすぎー」

「ごめんごめんw聡美はなんでカラオケ行くの?誰か好きな子でもできたの?」

「渉がもしかしたら行くらしいの……本人から聞いてないけど……」

(よし!やっと渉の情報言ったわね。まずは第1関門突破……後は……)

「私が聞こうか?」

「え?紅蘭ちゃん渉と認識あるの?」

「うん!この間私に手助けしてくれたし、名前も言い合ってるから私が聞くよ!」


こうして紅蘭は渉の連絡先を入手した


夜

珠奈という女子からも連絡が来ていた

どうやらカラオケで聡美と仲良くなったんだとか

珠奈

『紅蘭さん!こんにちは!私にも男分けてください!』

聡美

『紅蘭ちゃん!珠奈ちゃんが連絡先交換したいって言ってたから渡しちゃった!嫌だったらごめんね!』

紅蘭は口角を上げ、聡美に返信した

『大丈夫だよ!今度映画誘ってねぇー!』

正直私は、もう恋愛なんてどうでも良くなり始めてた

それ何何故かわたるのことで頭が埋め尽くされていく

そこまで話したこともない相手に必要以上に接触を求めているようだ

その後珠奈と何度かメールを送り返し、屋上での会話が広がり、紅蘭は屋上を出て、家に帰る支度をするために教室に戻った

既に教室には紅蘭1人となっている

その時扉が開き、人が入る

「あの…追いかけたりしてすみません!」

どうやら紅蘭を追いかけていて、その後渉に殺害予告をするなどぶっ飛んだ行動が目立っていたやつだ

外崎と名乗り始め、私は味方でござるなどと意味深なことしか言ってこなかった

「つまり、どうしろと?」

「紅蘭さんは今すぐ渉と離れた方がいいです」

「は?」

「あの……実は結構噂になっていて……」

「それがどうしたの?」

「紅蘭さんの身にも関わってくるかと」

「渉ってそんなもててんの?」

「はい。見る目ないと思うのですが」

「いや、見る目はあるわ。」

「で、その〜屋上の件は黙っておくのですが、情報提供や何かあった時に使える人って思ってください」

「奴隷はいらないけど何かそれ相応のものをしなくちゃならないんでしょ?大体男って」

「それは人によると思います……私は紅蘭さんと話してるだけで嬉しいので!」

「そう。わかったわ。じゃあ情報提供よろしく」


こうして渉にしては手強い相手が……多分手強い相手が渉に迫り始めていた

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