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ゲーム配信者とアイドルの恋  作者: りんぴろ
第3章 それぞれの道と変わらぬ想い
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84話 ファンイベントの打ち上げ

ファンイベントの夜、都内のホテルでファンイベントの打ち上げが行われていた。

ホテルの小ホールを貸し切り、バイキング形式の料理と飲み物が用意されていた。

出席者はHIKARI本人、事務所の社長の岩永、秘書の美香、マネージャーのさやか、イベントの指揮をしていた霧島、その他スタッフ数名が参加していた。

初めに社長の岩永から挨拶があった。


「ここ数週間、我が事務所所属のHIKARIの初イベントに携わって頂いてありがとうございました。」

「イベントも皆さんのおかげで無事に終わることが出来、大成功となりました。」

「今日は打ち上げで思い存分楽しんで下さい。」

「申し訳ございませんが、HIKARIが未成年のため、飲み物はソフトドリンクのみとさせて頂いています。ご了承お願いします。」

「では、乾杯の挨拶をしてもらいましょう!HIKARI」

「えっ!私?」

「そうだよ、主役なんだから」

「あっわかりました。」


星が座席に立つ。

「今回は私のために、イベントの準備から当日の運営、ありがとうございました。」

「イベント自体も無事に成功しました。」

「本当にありがとうございました。」

星が深々と頭を下げた。

「HIKARIさん、頭を下げてたら乾杯できませんよ!」と1人のスタッフが声を掛けた。」

「あっ!すみません。では乾杯したいと思います。」

「飲み物の用意は大丈夫ですか?」

「それではカンパーイ!」


みんながそれぞれ乾杯を行った。

「本日の打ち上げはウイングプラザ様がご用意して頂きました。残念ながら館長の木村様は不参加となりますが、スタッフの皆様ありがとうございました。」

岩永が頭を下げた。


その後、みんなは料理を取りに立ち上がる人もいた。

しばらくすると星のところに数名人が集まって来た。

「HIKARIさん。イベント本当に良かったです。ファンです。これからも応援しています。」

「あー、ありがとうございます。でも皆さんのおかげで出来たイベントなので、私達も本当に感謝しています。」

「そんな言葉を。。うれしいです。」

その後も途切れることなくHIKARIのそばには沢山の人が集まっていた。


「HIKARIちゃん、大人気だね」

「もうさやかさんったらぁ」

美香が気にかけて、

「みなさん、すみません。HIKARIちゃんにも食事させてあげて下さいね。」

「そうでしたね。すみません。」

そう言うとHIKARIに集まっていた人が自分の席に戻って行った。

「HIKARIちゃん、何か食べる?」

「はい、取りに行きます。」

美香と、さやか、星は席を立ちあがり料理を取りに行った。


しばらくすると霧島がHIKARIの席にやって来た。

「HIKARIさん、本日はありがとうございました。」

「霧島さん、こちらこそありがとうございました。」

「今日はイベントが始まる前に会場の近くが凄い人で、大変でした。」

「そうみたいですね。」

「会場に入れない人まで集まって、本当に想定外でした。それだけHIKARIさんの人気が凄いってことですね」

「そんなぁ。たまたまだと思います。」

「そんな謙遜されなくても・・。HIKARIさんは本物ですよ」

「ありがとうございます。」

「私は普段、舞台や芝居なども行っていますが、HIKARIさんは俳優になる予定とかありますか?」

「えー、今は歌う事だけで精一杯なので、何も考えられません。」

「そうですか。もし俳優に興味が出来ましたら、いつでも私まで連絡をして下さいね。」

「ありがとうございます。」

「それでは今後ともよろしくお願いします。」

「こちらこそよろしくお願いします。」


霧島が去ったあと、さやかが声を掛けた。

「俳優だって!やってみれば?」

「さやかさんまで、今はそんな余裕もないですから」

「今じゃなくて良いから、将来ね!」

「まぁ、もう少し余裕が出来たら考えます。」

「そうだね」


その後もHIKARIのそばには相変わらず人が集まっていた。

時間は21時近くになっていた。

社長の岩永が前に立ち、「今日はありがとうございました。」

「時間も21時になりますので、打ち上げは以上とさせて頂きます。」

「最後に今後のHIKARIの活躍を願い、一本締めで終わりたいと思います。」

「みなさん、ご起立をお願いします。」

「では、よーお!」パン!

みんなが手を叩く。


「本日はありがとうございました。」

岩永、美香が頭を下げた。

HIKARIも同じように頭を下げた。


打ち上げも終わり、参加者が改めてHIKARIに近付き、ねぎらいの言葉を交わして会場から出て行った。


「星ちゃん。お疲れ様」

「ありがとうございます」

「今日はこのホテルに宿泊だからあとはゆっくりしてね」

「チェックインは済ましておいたから、部屋は8階の865号室ね」

「星ちゃんの荷物も部屋に持って行ってるから」

そう言うと、さやかがカードキーを星に渡した。

「ありがとうございます。」

「ゆっくりやすんでね」

「ではおやすみなさい!」


星は1人エレベータの方に向かった。

読んで頂き、ありがとうございます。

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