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第二話 痴漢ダメ絶対!!
『ハロー!私はキラリ!いずれ世界を救う魔法少女だよ♡ 最近電車で痴漢が増えてるらしいから、そんなことする悪い奴を懲らしめにきたぞ♡』
朝の通勤ラッシュの時間帯に、彼女は電車に乗り込んだ。通勤ラッシュに紛れるため、女子高生のセーラー服を着用している。
『うぅ…苦しい。』
すし詰めにされた車内で、彼女は苦悶の表情を浮かべる。
『あっ……。』
次の瞬間。自分の尻を撫で回す感触が伝わってきた。
……かかった。彼女は口元をわずかに吊り上げ、相手の姿を目の端で捉える。スーツを着た冴えない男性だった。
『なーんだ、冴えないおっさんかぁ。』
彼女は手に持つ魔法ステッキで、くるり、と宙をなぞった。
「あ、あぁぁぁぁぁぁ!!!腕が!!腕がぁぁぁぁぁ!!!」
痴漢をしてきた彼の腕は、肘から下が綺麗に消えていた。両腕共にだ。
『ふふん、これで一生痴漢できないわね!解決解決!』
次の駅……
『あ、またかかった。』
その次の駅……
『…はい、2人目♡』
そのまた次の駅……
『今日は当たりの日かも!』
この日、10本の腕が電車内から消え去った。




