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堅物女が異世界に、言語体系の矛盾を糾す  作者: 畠山ゆな@姉弟で小説共作✏️


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第七章:実証実験




「ここが実験地ですか、、、」


リオンが村を見回す。人口100人程の、のどかな農村だ。


「ええ。魔力供給が少ない辺境地域で、なおかつ村長が協力的です。理想的な実験環境です。」


馬車で眠っていたニナが目を覚ました。


「ニナ、着きましたよ」


飛び起きたニナは馬車から颯爽と村へ走っていった。


正子とリオンが馬を休ませたりしていると、

ニナと両親が村の入り口に来ていた。


「はるばるこんな所まで、よくお越しくださいました、ニナの父です。」


「こちらこそ、いつも娘さんにはお世話になっております。この度は快く実験をご了承頂きありがとう御座います」


正子は深々と頭を下げた。


「いえっ!村長はあちらに」


そこにはか細い老人が立っていた。見渡しても皆か細かった、、


「よく、お越しくださいました、国王陛下直々の勅命を頂けるなどこの村始まって以来です。、、この村の存在を知って頂いてて幸いです、、さあ、今日は長旅のお疲れをこちらで」


「ありがとう御座います。明日、村民の皆様を集めて頂けますか?お話したい事が御座いますので」


「わかりました、ではこちらへ」


「正子は私の家に来てよ」


ニナが笑顔で正子の手を引っ張っていた。


「ええ、、お邪魔じゃなければ」


その夜は3人とも久々の布団で気絶するように休まった。


翌日、村民の集まった広場

正子は凛として話しだした。



「皆さん、お集まりいただきありがとう御座います。私は王宮から派遣された神楽坂正子と申します」


村人たちは不安そうな顔をしている。


「皆さんに、新しい魔法システムを試していただきたいのです。今までより簡単に、強力な魔法が使えるようになります」


「本当ですか?」


一人の若い農夫が尋ねた。


「僕たちは魔法なんて使えません。詠唱の勉強なんてしたことないし、、」


「大丈夫です。新しいシステムでは、普段お話している言葉で魔法が使えます」


村人たちがざわめいた。


「そんなこと、可能なのですか?」


村長が疑わしそうに尋ねる。正子は頷いた。


「可能です。今からお見せします」


正子は地図で見た村の外れにある古い祠へ案内した。そこは、小さな魔力供給装置があった。


「これが、この村の魔力源です。今から、これを新しいシステムに接続します」


正子は装置に手を当て、目を閉じた。第一神殿で学んだ知識を総動員し、システムの書き換えを開始する。


魔力の流れが変わる。装置が淡く光り出した。


「完了しました。では、試してみましょう」


正子は1人の少年に声をかけた。


「君、お名前教えて頂けますか?」


「タロウです、、、」


「それではタロウ君、これを持ってください」


正子は小さな魔法石を渡した。


「そして、こう言ってみて。『光よ、灯れ』」


タロウは不安そうに石を握りしめ周りを見渡し、言った。


「ひかりよ、ともれ、、、?」


次の瞬間、魔法石が眩しく光った。


「うわぁ!!」


タロウは驚いて石を落とした。


優しく微笑みながら正子は拾った。


「本当に光った!」


「魔法が使えた!」


「これは、、奇跡だ!」


正子は再度微笑んだ。


「奇跡ではありません。これが本来の、公平なシステムです」


村長が近づいてきた。


「神楽坂殿、、これは、村の生活を大きく変えるでしょう。夜も明かりが使える。貴族様でなくても魔法が使える、、、」


「はい、魔法で農作業も生活全般楽になる、それが、この改革の目的です!」


村民の歓声があがった。


ニナとリオンも2人で顔を見合わせ喜んでいた。



装置も呼応するように眩く光輝いていた。


正子の実証実験は始まった。




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