その猫の名は?
俺はヘトヘトになりならが家に着いた。
そして俺はベッドにダイブし、ふわふわなベッドの気持ちよさに酔いしれていた。
近くに落ちていたリモコンを手に取りチャンネルをまわした。
芸能からニュース、アニメなど様々な放送をしている。
チャンネルをまわして見るものの疲れ果ててて今は見る気力もない。
しばらく横になっていると勢い良くお腹がなった。
昼からまともに食べてなかったのでいつも以上にお腹が減っている。
冷蔵庫を開けて中をみるがめぼしいものはない
思えば夕方に幼馴染と商店街にいった時に猫を追いかけるのにそのまま置いてきてしまったのだ。
『夜ご飯抜き確定だなこりゃ』
食材がないのなら仕方ないので諦めて風呂に入ることにした。
ぎりぎりにまで張った湯せんに入ると勢い良くお湯が零れ落ちていく。
ゆっくり目を閉じ力が抜けていく
一日の祝福の瞬間である。
『今日はいろいろなことがあったなぁ。』
本当にいろいろなことがあった。
能力審査から無能力といわれ幼馴染と商店街にいって変な毒舌の猫に会うわで災難な一日だった。
『そうだなぁ、しかしいい感じの温度じゃねーか』
俺一人だけの風呂場に俺以外の声が響いた。
俺はあせって目を開けるとそこにはどこかで見たことがある••••いや数時間前にあっている。
目の前に居たのは夕方にあった猫だった。
しかも気持ちよさそうにしてるではないか、タオルまでのせて。
『てめぇ!なんでここにいやがんだ!』
このふざけた猫を引っ張り出そうと猫の首筋を狙い手を伸ばした。
刹那 俺の腕には無数の切り傷ができていた。
『いってええええええええぇ!』
傷は浅いもののその数は以上だった。
『わしに触れようなんて百年はやいわ!』
風呂に浸かっていたはずの猫は何時の間にか部屋の隅にいた。
一瞬の内に移動したのだ。
しかも頭の上のタオルを落としていない。
このままでは一方的にやられる。
丸裸の俺に対して相手はすばしっこくしかも災厄なことに猫には鋭い爪がある。
俺は一目散に風呂場から逃げ出し、水の入ったペットボトルを目の前に並べた。
猫は余裕そうに風呂場からでてきた。
すると猫は少し戸惑ったように止まった。
『こっちにこれないだろ!このクソ猫が!
参ったかこのやろうが!』
と俺は勝ち誇ったように笑いながら言った。
『さぁ、観念したなら•••』
スッ と何かが切れる音と共に毛のようなものが横を通った。
気がつけば頬がきれていた。
何が起こったのか全く分からない。
何時の間にか猫も俺の後ろにいる。
全くの予想外だった。
『そんなものでわしを止めれると思ったか!
甘い甘いよ全くこれだから人間は。』
まるでペットボトルなんて無かった見たく呑気にあくびをしながら言った。
『ペットボトルが効かないならこれだ!』
俺は引き出しに隠して置いたあるものを取り出した。
そのあるものとは猫じゃらしだ。
俺は猫じゃらしを振った。
『こんな子どもじゃらしに、このわし••••が••••』
そういいつつ猫はサイドに振られる猫じゃらしには我慢できなかったのだろう。
猫じゃらしを夢中で追っているではないか。
案外この変な猫でも猫なんだなと再び思い直す。
しばらく猫は猫じゃらしで遊ばれると疲れたように寝そべった。
『観念したか?案外面白かっただろ』
俺もあれほど振ったことはなく疲れていた。
『ちくしょう。楽し過ぎたわくそが!』
と悔しそうにいう。
『そういえばお前名前なんていうんだ?それくらいあるだろ?』
そう猫に尋ねると
『名前?そんなもんねーよ』
と軽くあしらわれた。
名前がないのならつけてやりたいのだが俺には名前のセンスなんてない。
シンプルに付けるならなんだろうか。
見るに全体としては虎模様をしている
『トラ•••とかどうだ?』
俺はあり得ないだろうと思いながら言った。
『トラ?俺の名前か?』
というと何故かシッポをすごく振っている
お前は犬かっての。
まあ、嬉しそうにしているからそれでいいと思った。
そう思っていると猫は眠たそうに歩いていく。
歩いて行った先には俺のベッドがあった。
もしかしてと思ったが猫はそのまま俺のベッドで寝てしまった。
どうしてくれるんだ。
そこはおれのベッドだぞ?
と心の奥でいいながら仕方ないので布団を出して寝ることにした。




