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色んなお話を読んでみた  作者: 旧河
第2部・友人の小説を色々読んでみた
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40/70

『悪意が群がる百物語』…読み終えて

「…ある意味、一番カオスなオチだな。恐竜が妖怪相手に江戸時代で大暴れって…完全に悪ノリしてるだろ?」


読み終えた修司の声は静かだが、困惑と感嘆が滲む。


松元は向かいの座布団で膝を抱え、苦笑いを浮かべる。


「まぁな、それ色々と追記しようとは思っているけど…結局、収まらなくてさ、そのまんま放置だ」


「何故に妖怪と恐竜?」


松元が目を伏せ、静かに答えた。


「いやな、恐竜と妖怪って『どっちが強い?』とか、子供向けの本によく出るじゃん。で、そのノリを使ってみようかなって。まぁ、俺は妖怪より恐竜の方が好きだったんで…恐竜寄りにしちゃったけど」


「確かに、本屋とかに恐竜図鑑と妖怪図鑑が並んでるの、時々見るし、俺も妖怪よりは恐竜の方が好きだな。でもよ、やり過ぎじゃないか?迷惑系や、他にエルフとか異世界ネタも混ざってはいるけどさ、さすがに全滅じゃキツいぞ?」


修司が茶菓子をつまみながら、苦笑する。


「やっぱそう思うよな…。さっきの二作もだけど、気が付いたら救いの無い話ばっかりになってよ、俺って素直にハッピーエンド描くのができないのかも?」


それを聞いた修司は、原稿をテーブルに置いて提案する。


「…お前、書きすぎて疲れてるんじゃねーか?頭休ませろよ。夕飯も兼ねて、これから飲みにいかね?」


「はは、確かに、最近ちょっと頭パンパンかも。飲みにいくか。…どこ行く?いつもの居酒屋?」


松元が立ち上がり、ジャケットを手に取った。


「ああ、いつものとこでいいか。焼き鳥とビールでリセットだ。…しかし、俺も何か書いてみるかね?お前の話読んでたら、なんか頭がムズムズしてきたわ」


「お、そりゃいいや、何が思い浮かんだか教えてくれよ」


「いやいや、まだ決まってねーよ」


肩をすくめながら修司は松元と共に部屋を出て、居酒屋へと向かう。

彼の頭の中で、新たな創作の芽が、日常の片隅で芽生え始めていた。

今年はまたジュラシック・ワールドの新作が公開予定。

妖怪より恐竜の方が私は好きですねw


ここで第2部を終わります。第3部は未定です

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