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水着デートでイチャイチャする男の娘と男の娘の小説をもっと書いて下さい!

「ねえ、それ……絶対わざとだよね」

砂浜の売店で買ったラムネを片手に、片方の男の娘がじとっとした視線を向ける。

もう一人は、悪びれもなくにこっと笑った。

「何が?」

「さっきから、わざと距離近くない?」

確かに、気づけば肩が触れそうな距離。いや、触れている時間のほうが長いかもしれない。

「だってさ、暑いし」

「理由になってない」

そう言いながらも、怒っているというよりはどこか嬉しそうで、視線はしっかり相手を追っている。

波の音が少し大きくなる。遠くでは子どもたちのはしゃぐ声。

でもその中心にあるみたいに、二人の世界だけがやけにゆっくり流れていた。

「じゃあさ」

ふいに、ブルーの水着の男の娘が一歩近づく。

「これなら文句ない?」

「……っ」

気づいた時には、手が繋がれていた。

指先を絡めるというより、逃げられないくらい自然に、でも優しく。

「……ずるい」

「何が?」

「そういうとこ」

ラムネのビー玉が瓶の中でコトンと鳴る。その音だけがやけに響く。

しばらく歩くと、少し人の少ない場所に出た。岩場の影、潮の匂いが濃くなる。

「ここ、いいね」

「うん、落ち着く」

そう言いながらも、手は離さないまま。

「ねえ」

白いフリルの男の娘が小さく呼ぶ。

「ん?」

「今日さ、朝から思ってたんだけど」

「うん」

「……ずっと楽しそうだよね、君」

その言葉に、一瞬だけ相手がきょとんとする。そして、少し照れたように笑った。

「そりゃ、楽しいよ」

「なんで?」

「こうやって、一緒にいられるから」

それだけ言って、視線を海に向ける。

でも手は、ぎゅっと離さないまま。

風が吹くたび、髪が頬に触れる。

そのたびに、どちらともなく小さく身を寄せる。

「ねえ、ちょっと海入る?」

「え、今?」

「今」

「準備とかないんだけど」

「じゃあ、準備しながら入ればいいじゃん」

「意味わかんない」

そう言いながらも、結局二人は靴を脱ぎ始める。

そして気づけば、波打ち際。

「冷たっ!」

「でも気持ちいい!」

笑い声が重なる。

水しぶきが跳ねて、太陽にきらきらと散る。

その中で、また自然に手が触れ合う。

今度は、離れないまま。

「ねえ」

「なに?」

「今日さ、帰りたくないかも」

「……それ、同じこと思ってた」

波が二人の足元をさらっていく。

そのたびに、少しだけ距離が近くなる。

夏はまだ始まったばかりなのに、すでに少しだけ、終わってほしくないと思ってしまうような時間だった。

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