↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/32

3

「..............」

思わず眼鏡を外す。周りを見渡す。余りにも、綺麗な光景。塵一つない世界。初めてかもしれない。口を開いて目を輝かせる。最高だった。

「どうだい景色は」

「鮮明」

どうやら怒りの感情で無理矢理枷を外させたらしい。口車に乗せられた事に気が付き、はっとした。意外と策士なのかも知れない。経過はどうであれ、世界が綺麗になったことは喜ばしい。仁王立ちする彼に対し、深く頭を垂れた。

「有難う」

「それは良かった。でも日常的に使うのはお勧めしない。過敏な子は人でも近寄れないし、熱量を無駄にしているもんだ。より鮮明に世界が見たい時に使うと良い」

彼はしたり顔で此方を見下ろしている。職人が上質な完成品を眺めるような満足した表情だった。大して私は怪訝な表情を浮かべた。ここまでして、あんたに一体何の得がある?

これがあの神擬きとの記憶。強引に事を進める彼との。それでもあたしに力を教えた数少ない師の一人であった。

根底が素直なので、悪いと思ったら謝るし、いい事されたと思ったらお礼を言います。

今構想しているシーンでも、ちゃんと詫びてます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。