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メソポタミアの蛇ノ目

作者:前河涼介
「自分らしさという言葉が私は嫌いです」国語の自習プリントにそう書き残してイギリスへ旅立った狭霧。
 クラスメイトの僕は最後に金工室で彼女の苦しみを聴いた。蛇の牙が食い込む痛みとしてその苦しみを知った。
 僕はきっと彼女のアイデンティティを保存する役目を与えられたのだと思う。
 でも、どうすればいいのだろう?
 僕に何ができるのだろう?
 それはたぶん、いつか彼女が帰る場所を用意しておくことだ。高校の三年間、僕は川間の地・北千住に籠り、不変のアイデンティティを求めて多くの人々を訪ね歩く。

2016年10月までの作品に加筆。
自意識の問題に踏み込んだ純文学です。
書きたい小説に時間の全てを捧げられる境遇にでもならない限りこの先これ以上の作品は書けないでしょう。今のところ僕の作品の中で一番いい小説です。
モチベーション維持のため完結まで評価は封印しておきます。
→評価解禁しました(2020/1/19)

2019年12月12日より16日までR18制限に引っかかり検索除外状態になっていましたが、一部削除、削減により復活しました。

カクヨムにも投稿しています。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
第1章 詩――あるいは蛇について
あいつは蛇だ
2019/08/16 23:25
鳩はむしろ殺すべきだった
2019/08/23 12:08
東のねぐら
2019/08/26 23:42
中州
2019/08/30 09:12
第2章 踊り――あるいは居場所について
居場所と所属の間
2019/08/31 21:00
僕の返事、カラスの話
2019/09/02 06:00
アジールを荒らすもの
2019/09/12 18:05
展覧会
2019/09/07 11:55
さまよう世界
2019/09/08 19:28
例外的海部のお見舞い
2019/09/09 18:23
自殺語り
2019/09/11 10:32
模型は作らない?
2019/09/16 16:14
手島模型へおいで2
2019/09/18 23:35
手島模型へおいで3
2019/09/20 09:39
冬の話
2019/09/23 10:05
本を読む女の絵
2019/09/24 20:17
第3章 音楽――あるいは愛について
白州さんの館
2019/09/27 14:14
人々のアジール
2019/09/28 14:00
9ヵ年の差異
2019/09/28 21:35
まがいもの
2019/09/29 20:41
ノスフェラトウ
2019/10/02 05:56
羽田が踊る
2019/10/10 05:42
羽田と踊る
2019/10/10 13:24
ラザニアの行方
2019/10/11 06:26
芸術家の趣味
2019/10/13 07:28
モンジュイックの天使
2019/10/15 21:08
ネフシュタン
2019/10/19 21:27
ブドウ棚で話す
2019/10/21 06:29
羽田と水族館に行く
2019/10/21 18:33
中性的な生き物
2019/10/22 17:34
アリゼの夢
2019/10/27 19:07
手島由海の襲撃
2019/10/29 06:31
狼藉
2019/10/29 21:33
2019/10/30 06:53
偶像のレストア
2019/10/30 18:25
穏やかなチェス
2019/10/31 07:36
優しさに囚われた人
2019/10/31 18:43
利根川荒野
2019/11/02 15:24
カサブランカの窓辺
2019/11/04 14:56
水鳥を救う
2019/11/04 23:35
相対化する仕草
2019/11/06 12:44
第4章 絵画――あるいは破壊と再生について
濁流のメソポタミア
2019/11/07 06:49
手島深理のレガリア
2019/11/07 18:17
堕天
2019/11/09 07:07
ヌードモデル
2019/11/11 07:02
調律、冬景色
2019/11/12 06:39
蛇は噛み千切る
2019/11/18 08:00
店番と電話
2019/11/19 06:53
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
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