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スライム職人のマッドパペット  作者: ルイエフラ
12/15

魔王ギルゼウス・デーレイン

「ここに、アルシェーラ将軍が泊まっているだろ?」

「申し訳ありません。お客様の情報は漏らすことは出来ません。そんなことは、私達の宿屋魂に傷をつけることになります。決して、決して言うことは出来ません!!!」

「魔王様命令だ!」

「私には、宿屋魂があるのです!」

「どうしてもと言うなら...五百魔金貨でどうだ?」

「!! 喜んでお教えします!」


私達が起きると、こんな攻防が繰り広げられていた。

相手は魔王の使者だった。


宿屋の人はすぐに負けたけど...。

教えないでって言ったのに!


「お客様! 魔王城の使者の方が来ていますよ」

「「「はーい」」」


仕方なく部屋から出た。


「おお! 透き通るような髪、完璧なスタイル、まさしくっ我が愛しのアルシェーラ様ぁ!」


この人暑苦しくて、ちょっと苦手だ...。


「...あはは、ごめんね。魔王城行かなくて...」

「いえいえ、無事で何よりです。我が愛しのアルシェーラ様」

「一々言うのかい!」


全身鎧で覆われた使者は、無理矢理シーラを馬車に乗せた。


「私達も乗って良いんですよね?」

「はぁ!? 何言ってるんだ。お前らが乗って良い馬車なんて無いんだよ」

「え?」

「お前らは歩いて付いて来い」


それは酷くない?

馬車の席も余裕あるし...。


「ちょっと、ゼノン! シュラムアさんとリューカさんを乗せてくれないなら、私も歩いて行くから!」

「そ、それは! わ、分かりました...。特別にその方々もどうぞ...」


シーラは全身鎧男、ゼノンの説得に成功した。


「よし、出発進行」




〇〇〇




使者に連れられ、私達は魔王城に来ていた。


「アルシェーラ将軍がお戻りになったぞ!」

「「「アルシェーラ将軍!」」」


またも歓声があがった。


「魔王様がお待ちです。こちらへどうぞ」


階段を上がると、赤いカーペットの先に大きな椅子があった。

そしてそこに座る、威圧感のある男。

左右には、棍棒を持った大柄な男と腰に二本の剣を納めている女。


「只今戻りました、魔王様」


シーラが魔王に言った。


「よく戻りましたね。アルシェーラさん」


え? 敬語?

威厳が無いなぁ。


「威厳が無くてごめんなさいね」


え? 私、口に出してました?

心を見透かされたということか...。

魔王恐るべし。


「別に心が読めている訳ではありませんよ。僕に初めて会った人は大体そういう顔するんですよね」

「し、失礼しました」

「いえ大丈夫ですよ。ところで名前は何とおっしゃるのですか?」

「シュ、シュラムアです」

「お、俺はリューカとおっしゃります」

「ちょ、リューカ!? 『おっしゃります』はおかしいよ!?」

「え、あ...お、俺はリューカと言います!」

「ハハハハハッ! 面白い人達ですね。僕はギルゼウス・デーレインと言います。シュラムアさん、リューカさん、アルシェーラさんを連れて来てくれてどうもありがとうございます」

「い、いえ。とんでもない...です」


魔王は体の芯から震えるような不気味な笑みを浮かべた。


すると、シーラが魔王に発言の許可をとった。


「実は反乱が終わった直後、ゾーモ副将軍が私の背後から襲い掛かってきたのです」

「ああ、はい。知ってますよ?」

「!! なら何故捕らえないのですか!?」

「僕が命令したことだからですよ?」

「そ、それじゃあ、まさか...」

「反乱は僕が起こさせたものですよ?」

「な、何の目的で...」

「僕の勢力拡大...ですかね?」

「!?」

「あ、どうせ死ぬんですから教えておきましょう」


こ、殺す気なの?

この人数相手じゃどうやっても逃げられない。

...ここで終わるの?


「──僕の能力をね...」



その能力は果たして...?

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