転生乙女の一方的で重い愛情
最新エピソード掲載日:2018/05/26
「迎えに来た──愛しい人」
目の前で傅く美青年は、そう言って蕩けるような笑みを浮かべてみせた。
見知らぬ男。それでいて、見覚えのある男。
嗚呼、私は彼を知っている。然し彼は『存在しない』はずの男だった。
何故なら。
「………人違い、では」
彼は私の夢の中に出てくる存在。現実には居ないはずの、想像上の存在。そして──大好きな妹の、婚約者。
妹に向けられるべきその笑顔は、今、私を捕らえて離さなかった。
■初投稿になります。現代に転生した主人公が前世の記憶や想い人、双子の妹に振り回されつつ幸せを求めて奮闘する物語になる予定です。楽しんで頂けたら幸いです。