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謎の臓物スキルは俺に適正だった模様   作者: 未来が見えない
野外生活編

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第七話 毒?毒!ここ、どこ!?

 危険がないか、透視を使い見渡しながら暫く歩いていた。


 すると、水が、シャバシャバと石とぶつかり、流れに沿って流動している音が聞こえてきた。


 やったぜ、この体のベトベトを洗い流せる!そして、水分も確保だ!

 ここまで、食べ物ていう食べ物も取れてないし、勿論水分も取れていなかった。良かった、早めに川は見つけたかったんだ、嬉しい。


 音が聞こえる方へ向かって、走り出す。

 木々が途切れ、そこそこ幅が広い川で、人が二、三人程、縦で収まるくらいの幅の水面が見えた。


 うお、こりゃ凄えな。異世界の川かー、別にどうってことない川だが、やっぱ知らない所の自然てワクワクすんな!


 ベトベトから早く解放されたいため、気持ちが先走り、川へとダイブした。


 さっきまで、リスク管理とか言ってたのにって?ははは、正論を突きつけてくれるなよ、童心に帰りたい時だってあるだろ?

 胸中察してくれと独白する。


 バシャんっーー


「ウッヒョオオオオ、きんもちいいい!!」

 たぶん、あれだ馬鹿丸出しだって思われてるだろう。だけどな、例えばそうだな、サウナに入って滝汗かくだろ、アレがギトギトのベトベトだったら凄え嫌だろ?

 そんな時に水風呂へダイビングするんだ、最高だろ?それと一緒なんだよ。誰を説得してんのわかんねえけど、まあ、要するに俺の体はベトベトから解放されて最高だって話さ。


 体をゴシゴシ手で粘性のものを落としていく。スーツについていた汚れも落とす


「ふう、だいぶ落ちたな、、水も飲んでみるか」


 手で水を救い、ごくごくと飲み干した。

「うんめえーーー!!」


 顔を入れて、大量に水を口に入れ、胃に流し込む。これぞ、まさに贅沢。

 乾いた大地に湖というなの潤いが染みてくうー、まーた、なんかありきたりなこと言ってるな、まあ、いいだろう。


 川岸に上がる。


 ーーゆらっ


 視界が揺れた。心臓の鼓動が跳ね上がる。

 動悸が激しくなり、胸が痛い。な、なんだ?

 一体、何が起きたんだ?

 呼吸がおかしくなり、体が重く、視界が揺れる。意識が遠のいていく。


 その場で、俺は倒れてしまった。

 地面にうつ伏せになる様な体勢で、かろうじて意識があるうちに、川に向かい透視する。


 すると、毒が流れていた。汚染されていたのだ、あの川は。もしかして、【毒霧花(ドクキリハナ)】がこの辺に群生していたのか………?


 推理しようと、思考を巡らせていると、目の前の視界が暗くフェードアウトしていく。


 ーーザッザ


 六腑が倒れた場所に向かって、歩いてきた者がいた。いや、者というより、魔物だ。

 現れたのは、人間の腰ほどくらいの背丈ほどしかない、ゴブリンの様な姿をしており、木の棍棒を持っていた。そして、その先端に、【毒霧花(ドクキリハナ)】の胞子を突き刺していた。


「ギャーッギャ」


 餓鬼は、六腑を見て笑っている。

 それは、『今日はとんだデケエ大物が釣れたぜ』と、言ってそうな雰囲気である。


「ギャ?」

 餓鬼は訝しげに六腑を見た。『何でこいつ、泡噴き出して死んでないんだ、と。』

 餓鬼はジロジロみながら体を触る。普通の魔物ならあんだけ、大量に胞子の毒を体内に入れたら即死の筈と思いながら、指の爪で額をカリカリと掻いた。


「ギャッギャギャ!」

『まあ、新鮮な肉ならどうでもいいか!』



 そしてーーゾロゾロと餓鬼の群れが数体現れ、六腑の体をそれぞれ持ち、巣の方向へと、食糧として連れていったのだった。



 ◇


 ーー翌日


「うーん、なんか、凄え長え夢見てた様な……それに、嫌な悪夢だったな…………。」

 ふわぁーと欠伸と背伸びをしながら起きる。物思いに耽けたのち、異世界に来たことすらも、なかったかの様に呆けていた。


 しかし、目を開けて辺りを見ると、そこは湿った洞窟のなかであった。奥は暗くて見えないが周りには何かの骨やら、骸が乱雑に置かれており、腐った臭いがした。


 な、何だここはいったい?

 めっちゃ臭えし、最悪だよまったく。

 あー、てか、やっぱ夢じゃないよな。まあ、どっちにしても、まだ異世界要素、堪能出来てなかったから、戻って来れたのは不幸中の幸いて奴なんだろう。ていうか、死んだと思ったわ。あんな、意識が酩酊するような感じになるなんてな。


 透視で体を覗く。肝臓が光灯っている。なるほど!毒素を濾過していたのか。だから、毒回っても、死んでないってわけね?


「ん?でも待てよ、川の岸で毒の水飲んで倒れた筈じゃなかったか?」

 疑問に思った。何故、俺は洞窟の中にいるのか、誰かが俺を助けてくれたのか?それに、どれくらいの時間が経ったのか分からない。

 まあでも、俺を助けてここに残したってことは、また帰ってくるだろうから、もうちょい待つか。


 出来れば、助けたのは超絶美女だったら、すっごく嬉しいなー。


 思いに馳せてる間、洞窟の内部でピチャンと水滴が落ちる音が聞こえた。

ここまで、お読み下さりありがとうございます。評価して下さるととても嬉しいです!

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【まあまあじゃね】★三つ

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