62 武闘祭の本戦
今日は土曜日、武闘祭の本戦の最終日。セリーナは朝日が昇る頃に自然と目が覚めた。隣で一緒に寝ていたサクラリアも、彼女が起きた音で目を覚ました。
「おはよう、サクラリア。」
『おはようございます、セリーナ。』
「もう少し寝てもいいですよ。」
『いいえ、今日は本戦の最終日ですから、もし精霊様たちの予感が当たりますと、もしかして奈落の七印の人たちは本当に闘技場で邪竜の魂を解放するかもしれません。』
「私には想像もつかないのですが、聖女も邪竜も物語でしか聞いたことがないので、正直実感がないわ。」
『大丈夫ですわ! わたくしもほぼ生まれたばかりですから、あなたと同じですよ。』
そう言って、サクラリアの頬が私の頬にすり寄ってきた。
「ふふっ、確かに。無責任ですが、例え本当に緊急クエストが出ても、今日は土曜日、実行するのは私たちではなく精霊さんたち。これを思うとホッとしますね。」
『その通りですわ。今週緊急クエストが出なかったのは本当に良かった。わたくしたちでは精霊様たちのように上手く動けるか心配です。荷が重いですわ。』
私はいつも動けるように魔法使いの装備に着替えた。絶対零度のロッドを持って部屋を出る。
リビングにはシルヴィアさんとマティルダ様がすでに起きていて、シルヴィアさんは朝ごはんを作っていた。
「あ、おはようございます。セリーナ、サクラリアちゃん。」
シルヴィアさんはサンドイッチを作りながら私たちに挨拶した。もう二週間一緒に生活しているので、私のことを色々知ってくださった。最近はまるでお姉さんのように接してくれる。
彼女も最近ちゃんと食べているため、来た時の痩せた姿は段々美しく変わり、聖女の名にふさわしく、とても美しい人になっていた。
「おはよう、セリーナ、サクラリア。」
そして、司教のマティルダ様も挨拶してくれた。マティルダ様は相変わらず優しい方で、今週は緊急クエストに備えて待機しているのに、その間の時間、マティルダ様はシルヴィアさんに聖女の振る舞いや貴族の対処法を教え、私にもこの国の歴史や色々なことを教えてくださった。今では司教様より、先生のように見えるかも。
「おはようございます。今日早いですね。」
みなさんと挨拶したら、シルヴィアさんは私に返事をした。
「ええ、今日も無事に過ごせますようにといいですね。」
こんな感じで、私たちはみんなで朝ごはんを食べた。
今日もカフェは臨時休業なので、精霊さんを待つ間に、カフェのカウンターで何か起きるかを警戒しながら刺繍をしてると、誰かが私を呼んだ。
「おはよう、セリーナ。」
カウンターの向こうには黒髪の冒険者、レオンさんがいた。そういえば、彼は本戦で勝ち続け、今日も試合があるのですね。私は刺繍を置いて、カウンターの外に出た。
「おはようございます、レオンさん。どうしましたか? こんな朝早くて。」
「あ、いいえ。今日は本戦の最終日だから、闘技場に行く前にたまたまこの辺を通りかかったので、君に挨拶しただけだ。えっと、その服……初めて会った時の服だな。」
あ! そういえば、魔法学園のローブを着るのを忘れていた!!
「あ! すみません、恥ずかしいところを見せてしまって……村娘には似合わないですよね。」
「いいえいいえ! 似合ってる! かわいいっと思ってるぞ。」
「ふふっ、お世辞でも嬉しいわ。レオンさんは確か……4番目の試合から?」
「あ~ははっ、そうだ。もし……セリーナも闘技場に行くなら、えっと……応援してくれるのか?」
「そうですね、今日も闘技場に行きますので、応援しに行きますね。」
「あ~その……。」
ここで、私は身体を動けなくなり、視界にいつものチャット欄とミニマップが見えました。
セリーナ:あ、え? 精霊さん? おはようございます。
サクラリア:精霊様たち、おはようございます。
レオンさんはその変化を知らずに、左上を見ながら私に話を続けた。
「えっとね、セリーナ。もし俺が10位以内に入ったら、君に話したいことがあるんだけど……聞いてくれる?」
「……。」
なぜか精霊さんは黙ったまま、メニューを操作して精霊界に戻ってしまった。
え? どうして?私は横を見て、サクラリア……いや、今のはタピオカさんですね。何故か彼女も側から離れてしまった。
「セリーナ?」
「あ、はい!」
えっと、先ほどレオンさんはもし10位以内に入ったら、私に話があるみたいですね。すぐに返事しないと。
「いいですけど、今では話せない話ですか?」
「そう~だな。俺に勝つために今は言えない。」
「なによそれ、ふふっ。いいですよ、話くらいいつでも聞きますわ。」
「よかった……約束だぜ。では俺は闘技場に行ってくる!」
「はい、頑張ってくださいね。」
「おい!」
レオンさんは闘技場方向に走っていきました。えっと……もしかして精霊さんは私が友人と話すのを邪魔しないために一旦離れたのか?
ここで、サクラリアがこっちに飛んできた。
『セリーナ。』
「あ、タピオカさん。」
『いいえ、タピオカ様も先程精霊界に戻ったですわ。』
「あら、なんでですか?」
『わからないわ。ただ“若いのはいいですね、ちょっと離れます”と話した後、精霊界に帰った。』
「うん……まぁ、忘れ物があって、すぐに戻るでしょう。」
『そうですね。』
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リアルに戻った俺はすごく焦った!!
だってログインしたら急にイケメンキャラがこっちに告白の約束をするなんて……男な俺には心臓に悪いわ。よくツッコまずに冷静にログアウトできたな……よくやったぞ、俺。
数分待っていると、予想通りタピオカくんの連絡が来た。俺はメッセージアプリの通話ボタンを押すと、興奮気味なタピオカくんの声が聞こえた。
『豆腐くん豆腐くん!!! レオン様よ!! レオン様!!!』
「れれれ冷静になれ!」
『リアルレオン様……いや、リアルと言うべき? まいっか。生レオン様はゲームよりカッコいいわ!!』「って、そのレオン……様でメインキャラではないはずだけど、でもそのイケメン顔を見ると、メインストーリーに関わるなキャラか?」
『まぁ、豆腐くんはセレアグを普通に遊んでないから知らないのも無理ないわ。レオン様はゲーム始まったときプレイヤーを色々教えてくれるキャラで、初期のクエストもお助けキャラとして一緒に戦うの。レベル30以下でモンスターに倒されたとき、すぐに助けてくれる幻のお兄様的な存在よ。女性プレイヤーの中ではすごく人気!』
「ほぅ……」
一瞬しか見えなかったけど、確かにそのレオン……様のレベルは結構高くて、レベル30はある。しかし、どうしてこんなお助けキャラがセリーナと接点があるんだ? 彼について、セリーナに聞いたことないけど。
『しかし、セリーナもやるね。こんないい男を知らないうちにゲットできるなんて。羨ましい!!』
「やっぱり、先ほどのフラグは告白イベントよね。」
『十中八九告白の約束よ。』
「でもセリーナから彼のことについて、聞いたことないけど。」
『あ~先ほどレオン様とセリーナのイベント鑑賞中に、サクラリアに話を聞いたわ。どうやら迷宮都市に行くとき知り合ったみたいで、レオン様はその馬車の護衛。知らないうちに彼はセリーナのために買い出しをして、代わりにセリーナは毎晩彼に夕飯をご馳走してるみたい。』
「買い出し?」
『サクラリアからの話では、商会がカフェを買い取れないための嫌がらせで、市場はセリーナに物を売るのを禁じられたらしい。』
「セリーナ……俺に言ってくれればよかったのに。」
『まぁ、もう商業ギルドの皆さんに知らせて、問題はもう解決したからね。セリーナの性格ではこのくらいのこと、私たちにご迷惑をかけたくないでしょう。』
「でしょうね。ってそのレオン様のことだけど、どうする?」
『セリーナの反応を見ると、告白とは全く思っていないみたいだけど……私たちには見届けるしかないわね。』
「そうだよな。そしてそのレオン様も悪い人ではないみたいだし、その恋に手伝うことはできないけど、心から応援するしかないな。」
『もう~羨ましい~! 私なら即OKよ!!』
「はいはい、そんなことより、再びログインするぞ。」
『はい~。』
「いいか、レオン様のことをできれば余計なことを聞かないように、あの二人のことを見守る方向でお願いします。」
『わかったわ、スクショできないのはホントに残念~!』
こうして、俺たちの通話は終わった。再びセレアグの世界にログインした。
ログインして、目の前にはセリーナが刺繍をしている。レオン様は闘技場に行ったらしい。
セリーナ:おはようございます、精霊さん、タピオカさん。
「おはようございます。セリーナ、友人との会話はもう終わりましたか?」
セリーナ:はい、彼はレオンさんで、色々助けてくれました。
「そうですか。友だちができて良かったですね。」
セリーナ:最近ではお客様たちにも仲良くなりましたので、楽しいです。
「カフェを作った甲斐があったですね。」
セリーナ:はい、ありがとうございます。精霊さん。
「では本題に戻ります。未だに緊急クエストは出ていませんが、今日の午後、この国の王様が観戦しに来るそうです。もし本当に緊急クエストが出る場合は、その時来ると思います。」
サクラリア:あ、「奈落の七印」はこの国の王族の血が欲しいですよね。
セリーナ:マティルダ様が言っていました。
セリーナ:この国の王族は昔、邪竜を瀕死に追い込んだ一族らしいです。
予想では、もし本当に緊急クエストが出てきたら、恐らくメインストーリーと同じく「奈落の七印」が邪竜の魂を召喚するのだろう。もちろん、今はまだメインストーリー前で、物語の主人公も不在。でも聖女の誕生を邪魔しようとするなら、俺たち以外に他のプレイヤーが「奈落の七印」側にいる可能性もある。そのために、わざと邪竜の魂の召喚を前倒しすることもありえないではない。
だから今週、俺とタピオカくんは万が一のため、ストーリー上のボス〈若き邪竜〉との戦闘に備えて、攻略動画で攻撃パターンを勉強した。
俺たちはカウンターから小屋に戻り、シルヴィアたちと合流する。
俺とタピオカくん、シルヴィアとマティルダ様はテーブルを囲み、エルフのランタンを付けて会議を開始した。おまけにほぼ毎日も小屋に来た妖精の女王様は、ひとをだめにするクッションでくつろぎ、横で全く会議に参加する気のない顔でプリンを食べている。まぁ、彼女は翠夢の森から離れないから、これも仕方ないことだ。
「みなさん揃いましたね。今日は武闘祭の最終日です。緊急クエストはまだ来ていませんが、午後が来る可能性が高いため、今から作戦を話します。」
作戦と言っても、ただ闘技場に行って観客として武闘祭を見るだけだが、ここでマティルダ様が俺に質問した。
「ごめんなさい、精霊様。精霊様の予想では奈落の七印は邪竜ネザーヴェイルの魂を復活させるのですが、しかし邪竜封印の場所は迷宮都市ではないのです。このことはよくわかりません。」
正直、この設定について俺にもわからない。幸いタピオカくんは知っていたらしく、彼女は前に出て説明を始めた。
『詳しくはわかりませんが、奈落の七印は邪竜の封印を破壊するのではなく、封印された邪竜の魂を“召喚”するらしいです。その後、別の方法で邪竜の肉体を構築すると私たちはそう予想しています。』
マティルダ様は続きを読めたらしく、反応が大きく立ち上がった。
「召喚ですって?! そっか、そのために武闘祭を選んだのですか?!」
シルヴィアは冷静に彼女に質問した。
「マティルダ様、一体どういうことでしょうか。」
「禁忌と言われた召喚の魔法は召喚するものに応じて、生贄は必要です。邪竜を召喚するなら、恐らく闘技場……いや、迷宮都市の人たち全員を生贄にする必要があるかもしれないわ。」
「それはいけません。なんとしてもその計画を止めないといけないわ。精霊様。」
これは俺とタピオカくんも想像もつかない展開だったな。確かにゲームでは面倒くさい組織の炎上作業を避けるために、「生贄」という残酷なシーンをわざと語れないのかもしれない。
チャット欄のセリーナたちも心配し始めた。俺はみんなに落ち着くよう話した。
「これはあくまでワタシたちの予想です。緊急クエストが来ない可能性もあります。ワタシたちは緊急クエストの指示に従って行動すれば、最悪の展開は回避できるはずです。」
シルヴィアはすごく冷静に戻り、こう話し始めた。
「そうですね。女神様はきっと我々を導いてくださるでしょう。私たちは今は今日無事に過ごせるよう祈るしかできません。」
彼女は恐らく今、自分の理想の聖女を演じている最中だ。そのため意外とマティルダ様より冷静。彼女の言葉を聞いたマティルダ様も少し落ち着きを取り戻した。
「そ、そうだわね。女神様はきっと我々を導いてくださるわ……今のシルヴィアはすごく聖女様に見えます。すーはぁ~……すみません、取り乱しました。精霊様、あなたたちは闘技場に行く間に、わたしに何ができるでしょうか?」
「お気持ちは嬉しいですが、正直……現在大聖堂に指名手配されたマティルダ様には、外に出るのは危ないため、ここで待機するしかありません。でも、あなたのお力が必要なとき、ワタシはここに転移して、あなたに教えます。」
「そうですか……ではわたしはここであなたたちの成功を祈ります。」
「ありがとうございます。ではシルヴィアさん、準備ができたらすぐに出かけますね。」
「はい、いつでもいけます。」
俺はマイセットでいつでも装備を変更できるので、セリーナのいつもの格好——お嬢様スカート+魔法学園のローブの姿のままにした。タピオカくんはローブの中に隠れている。
パーティーを組んだらシルヴィアの装備もこちらから変更できるが……いつでも動けるように、彼女は聖女の姿のままで、外には白いマジックローブを使ってその綺麗な顔と派手な姿を隠した。当然聖杖も布を巻いて隠している。
朝の10時、俺はシルヴィアとパーティーを組んで、闘技場に向かった。
武闘祭の最終日、攻略サイトに書かれていたと同じ、このPVPオンリーイベントは、トーナメント形式で最強は誰なのかを決めるイベントだ。今日の試合は12時から始まる。
俺たちはできる限り王様に近い場所を取るために早めに闘技場に来たが……甘く見ていた。
この世界では娯楽が少ないから、開始前の2時間なのに視界の良い中層はすでに満席状態。特等席、闘技場中央近くのS席はほぼ金持ちや貴族。王族は専用の観戦台で観戦、近づくことすら許されないレベルだ。
仕方ない、俺たちは最上層で遠くから見るしかない。
セリーナ:うん、この距離ではレオンさんの戦いはなかなか見えないですね。
サクラリア:興味ありますか? セリーナ。
セリーナ:せっかく友だちが本戦に出場していますから、興味がなくても応援はしますよ。
同じくこの会話を聞いていたタピオカくんを見ると、彼女も哀れな感じで頭を横に振っていた。どうやら同じことを考えたようだ。
レオン様、セリーナを攻略する道はまたまた長いわよ……。
昼ご飯を食べた後、今日の試合は正式に始まった。そして、お約束通り、緊急クエストが来てしまった。
【※ 緊急クエスト:ネザーヴェイルの完全召喚の阻止! 残り時間:2時間12分 ※】
進行目標①:召喚儀式の柱を破壊する。(0/6)
「緊急クエストが来ました。」
『やっぱり来たわね。』
俺はすぐにシルヴィアさんに話しかけた。
「シルヴィアさん、緊急クエストが出ました。」
「本当に……? 女神様の指示は?」
「六カ所の召喚儀式の柱を破壊するそうです。」
「作戦はありませんか?」
ここで、タピオカくんは俺のローブから出てきて、シルヴィアさんのフードの中に入った。
『精霊くんはその召喚儀式の柱を破壊して。ワールドマップを確認すると、その六カ所は迷宮都市の外周に配置されています。あなたのスピードならすぐに六カ所を回れますわ。』
「わかりました。ではここはシルヴィアさんとタピオカくんに任せます。パーティーはそのままにします。そうすれば、シルヴィアさんが危ない場面になったら、一緒に転移で逃げられます。」
『了解。私がシルヴィアさんを守ります。何かあったらチャットで話します。』
シルヴィアさんはこの作戦を聞いて、すぐに反応した。
「り、了解しました。精霊様。」
「進行目標①」と書いてあるので、この緊急クエストは救出作戦の時と同じく連続クエストだな。時間制限もあるので、俺はすぐに闘技場から離れた。
転移は使えない。転移するとシルヴィアさんも一緒に転移してしまうので、彼女はそのまま闘技場で待機する必要がある。もしメインストーリーのように、あの裏切りの騎士が出て、危ない場面になったら、すぐに対応するためだ。
闘技場を離れて、俺はマイセットで「アリス」の姿——星月ドレス+マジックローブに変更した。キツネの仮面を付け、柱に向けて全速で駆けつける。
マップを確認した瞬間、背筋が凍った。
闘技場を中心に、都市の外周へ等間隔で六本の柱が立っている。どう見ても、都市全体を巻き込むつもりだ。成功すれば、この街の人々は全員生贄にされる……。早く柱を破壊しなければ。
他人の屋根を駆け抜け、柱を目指して一直線に走ること10分。
ついに迷宮都市の外側で一本目の柱を発見した。儀式はすでに始まっている。柱は扉ほどの高さしかないが、木々の中に巧妙に隠されている。放たれる薄い紫の光がなければ、正直見つけることはできなかっただろう。
セリーナ:精霊さん! 赤い点が5人います。
「了解しました。」
柱に近づくと、黒いローブの魔法使いの三人は柱に向けて呪文を唱え、魔力を送り続け、他の二人は護衛のような感じで魔法使いを守っている。
手加減の気絶パンチで5人のHPを半分以下に削った。ストレージから紐を出し、全員を武装解除、隣の木の上に吊るしてきた。
セリーナ:柱をどうやって破壊するでしょうか?
「そうですね。試しに短剣で攻撃してみます。」
目の前には薄い紫の光を発している柱が縦に立つ直方体で、表面の四面すべてに魔法文字が刻まれている。その上にはHPバーが見えた。試しに一番攻撃力高いなURの短剣「月影」と「星光」で斬ってみると、ダメージは入るが少なすぎる。斬撃耐性が相当高いらしい。
セリーナ:あんまり効果がないのです。ハンマーはありますか?
「確か〈覇者の塔〉を周回するとき、雷鳴巨人トールグからSRのハンマーがドロップしました。」
俺はそのゲーム定番な、セリーナの身長半分はある巨大な雷を纏ったハンマーをストレージから取り出し、柱を殴った。
ドーーーン!
嘘のように、一撃で柱を破壊した。まぁ……こんな大きいハンマーで叩くと壊れないはずがないよね。
セリーナ:やった!
「セリーナ、タピオカくんたちに報告するように、チャット欄で柱一本破壊したと話してください。」
セリーナ:わかりました。
セリーナ:一本目の柱は破壊しました。これより二本目に向かいます。
サクラリア:了解しましたわ。こちらは未だ何の動きもありません。
セリーナ:了解です。
俺から直接タピオカくんにチャットするのもいいが、セリーナたちは日本語を読めないから、情報共有のため、こんな風に伝言するしかない。
では、二本目の柱に向かって走るか。
【※ 緊急クエスト:ネザーヴェイルの完全召喚の阻止! 残り時間:1時間54分 ※】
進行目標①:召喚儀式の柱を破壊する。(1/6)




