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60 噂を広がり

翌日、私、セリーナは翠夢の森の小屋で目が覚めました。


あ、そうでした……昨晩は救出作戦のあと話し合いの途中で眠ってしまったのですね。


同時に起きていたサクラリアも知らないうちに眠りについていたみたいです。妖精の女王様もまだここにいて……話を聞くと、昨晩話の途中で飽きたから、そのまま泊まっていたそうです。結局、シルヴィアさんとマティルダ様から昨晩のことを詳しく聞きました。


シルヴィアさんが持っていたすごい杖と、着ていた神々しい聖衣を見て、すぐにわかってしまいました。


彼女は昨晩、正真正銘の聖女様になったのですね。あの杖と聖衣は、救出作戦の途中、隠し宝物庫で作っていた聖杖と聖衣だったのです。そんな彼女から、少しおかしな質問をされました。「背中に光の輪は見えませんか?」……いいえ、見えませんけど……。


そのあと、昨晩精霊さんたちの話では、邪竜復活組織「奈落の七印」が武闘祭で何か起こす可能性が高いため、レベルが低いシルヴィアさんを戦える程度までレベル上げするつもりだそうです。


その間、マティルダ様には大司教の執務室内で回収した悪事の証拠を整理してもらうことになりました。レベリングは精霊さんが夜にシルヴィアさんをいつもの遺跡ダンジョンに連れて行くので、私にはいつも通りで大丈夫そうです。


精霊さんの伝言が終わると、マティルダ様とシルヴィアさんは小屋のテーブルで大司教の悪事の証拠を整理し始めました。


女王様は自分の城に戻り、私は日課の鉱石売りに向かうため着替えました。


いつもの魔法使いのお嬢様スカートに着替えて、魔法学園のローブを羽織る。フードは被っていないので、サクラリアは普通にローブの中に隠れました。目立つ絶対零度のロッドではなく、護身用のナイフだけを持って、二人で一緒に迷宮都市の鍛冶場通りに出かけました。


「ねぇ、サクラリア。精霊さんから私は普段通りでカフェをやればいいと言われましたが……私で何か手伝えることはありますかね。」

『シルヴィアさんのレベリング? でもわたくしたちはダンジョンに転移できませんよ。この街のダンジョンは広すぎて効率が悪いと言われましたわ。』

「私のガンド村の家から遺跡ダンジョンに走ることはできますけど……でも半日はかかりそうです。」

『翠夢の森で“フェアリーイーター”を狩らないのですか? ついでに蜜も採れますわよ。』

「あ! そうでした! あの動かない的がある!!」



【違います、フェアリーイーター平均レベル20、この世界では決して弱くない。“動かない的”ではありません。】



忘れてしまいました! 翠夢の森周辺にはモンスターがいるのです!これで私にも精霊さんの役に立てるかも!


「よし! では鉱石を売ったあと、すぐにシルヴィアさんを翠夢の森に連れていきましょう!」

『セリーナ、カフェの方は?』

「午前中はレベリングで、午後はクレープを売ればいいのです。すぐに作れますから。」

『おお~クレープいいですわ……そんなことより、後ろから3つの悪意を感じますよ。』

「はぁ……またですか。」



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その悪意は、セリーナを誘拐しようとする者たちのものだった。セリーナのカフェは今では迷宮都市で別の意味で有名です。


希少な砂糖を使って作ったお菓子を、平民でも手が届く値段で売っている店。


迷宮都市の各ギルドが味方してくれたその反面、「希少な砂糖で作ったお菓子を平民に売るなんて、砂糖の価値が下がる!」と反感を持つ上級国民たちもいました。


同時に、カフェの店主が安価で良質な砂糖を手に入れられるルートを持っていると広まり、「ただの小娘の店主を捕まえれば、砂糖の仕入れルートも丸ごと手に入る」——そう考えた者たちがいたのです。


だから最近、セリーナが一人で出かけると、必ずと言っていいほどごろつきが後をつけてくるようになりました。



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サクラリアはため息を吐き、やれやれという感じで私に話しかけてきました。


『よく飽きませんことね。今のわたくしたちにとって、あんなのハエにすぎませんわ。』

「あ~ははっ。一番大変なのは、どう手加減するかですよね。」

『そうですね。それにタピオカ様から、彼らが動かす前にこちらから先に手を出すのはだめと言われましたわ。』

「確かに、毎回毎回わざと人が少ない場所に寄っていかないといけないのは、本当に面倒ですわね。」


そのあと、ごろつきたちは精霊さんがすごく便利と言っていた「気絶パンチ」で片付け、衛兵さんに渡す。


私たちは日課の鉱石を売り、小屋に戻りました。


そしてシルヴィアさんに説明し、翠夢の森に連れ出して、フェアリーイーター狩りを始めました。


シルヴィアさんの聖杖と聖衣は、精霊さんからの話では、私の短剣と同じくUR装備のため、性能はすごく強いです。加えてサクラリアの補助魔法の下で、今レベル3でも初級光魔法を数発撃っただけで、花に擬態中のフェアリーイーターも安全に倒せます。


私は隣で見ていました。女王様の祝福によって、シルヴィアさんが魔法を使う時、身体にはキラキラとした銀白色の魔力が溢れ出すくらいに見えます。なるほど、だから昨日女王様は一目ですぐにシルヴィアさんが聖女だとわかったのですね。


当然、シルヴィアさんが倒したフェアリーイーターは忘れずに蜜壺を回収します。しかし、私だけではメニューの力がなく、ミニマップが見えないため、午前中は数匹しか狩ることができませんでした。


昼ご飯のあと、私はカフェの準備をして、シルヴィアさんは一人でフェアリーイーターを狩りをするつもりでしたが、数匹狩った今彼女のレベルはどれくらいなのかわからないので、レベルが低い彼女に一人で狩りを出るのは危ないですから、私は却下しました。


彼女には夜、精霊さんと一緒に夜中までダンジョンを周回すると説明し、暇な時は少し休んで、寝たほうがいいのです。



そして、今日もカフェを営業しています。


開店してしばらくすると、冒険者ギルドの受付嬢組が来ました。


「よかった、まだ売り切れではなかったね!」

「デイジーさんたち、久しぶりですね。」

「久しぶり~! 武闘祭の予選が始まる前に食べに来ました。」

「ありがとうございます。やっぱりお忙しいですか?」

「そうですよ。予選前にたくさんの冒険者たちがこの街に集まってきましたからね。」


受付嬢たちの注文を受け、私はすぐにクレープを作りました。同時に、彼女たちの話を耳に入れました。


「はぁ、しかし二年前聖杖を壊した黒幕はその元大司教のマティルダ様とは思わなかったわ。」

「そうよね。でもあのマティルダ様ですよ。あたしはちょっと信じられないですけど。」

「ええ、マティルダ様が裏で違法な奴隷取引をしていたなんて、想像もできないわ。」


(?!)


私は思わずドキッとしました。当の本人たちは後ろの小屋に隠れていたのに。すぐにサクラリアに、シルヴィアさんたちに絶対に店の部分に来ないでと伝言を頼みました。


しかし、昨晩で今日ですぐにマティルダ様の悪い噂話になったのですか?!私はさりげなく受付嬢たちに話を聞きました。


「デイジーさん、それは何の話ですか?」

「あ~それね。今朝王都の大聖堂から発表があって……」


王都の大聖堂の発表はこんな感じでした。


二年前、当時大司教のマティルダ様はシスターのシルヴィアさんに命令して、邪竜封印の儀式再現のため、聖王国から王都に運んでいる途中の聖杖を壊した。その聖杖を壊れた罪人シルヴィアさんはすぐに捕まったが、先日獄中で自決した。


黒幕のマティルダ様の証拠はずっと見つからなかったが、先日、今の大司教ヴァルター様はマティルダ様が邪竜復活組織「奈落の七印」と絡んでいる有力な証拠を見つけ、今日それを発表した。同時に、昨晩私たちがマティルダ様を救出したことを、マティルダ様は「奈落の七印」に救出されたと発表。当然マティルダ様は指名手配された。


そして、なぜか違法の奴隷売買の罪も彼女に被せてしまいました。マティルダ様は元々人望は高いらしく、このニュースを聞いた彼女の信者は混乱し、迷宮都市の教会では小さな騒ぎになったらしい。


受付嬢たちの話を聞いた後、私は思わず彼女たちにそう話しました。


「うん~~ただのシスターがこうも簡単に聖杖を壊せるだと思わないですけど。それにマティルダ様の話ですが……私が聞いた話と少し違うみたいですね。」


デイジーさんたちもすぐに反応しました。


「そうよね、私もそう思う。それにあのマティルダ様ですよ、彼女がホントに奈落の七印の人間でしたら、なぜ長年で王都のスラム街に行って、無償でその人たちに食事を施し、怪我を癒すですか? 演技では一回二回だけで十分ですよ。私は信じられないわ。」


そうでしたか。なぜマティルダ様の人望が高いとは納得しました。私は続けて話しました。


「この前、知り合いのシスターさんから聞いたですけど、その獄中で亡くなったシスターさんは冤罪で嵌められましたらしく、マティルダ様は二年の間でずっと彼女の無実を証明するために奔走してたみたいですよ。もしマティルダ様はホントにこんな悪い人でしたら、すぐに切り捨て、シスターさんを救うと思わないわ。」

「これは初耳ですね、もっと詳しく!」


私はたまたま市場で聞いた噂のように、大聖堂の発表した情報のおかしい点をいくつか、受付嬢たちに話しました。


「マティルダ様はあのシスターさんの無実の証拠を提出した翌日、何故かいつも“あのシスターさんが犯人だ”という証拠が出てきたみたいです。その証拠があったら、すぐにそのシスターさんを断罪できたのに、二年間も牢に閉じ込める必要はないと思いますよ。」

「これはこれは……王様もマティルダ様のことを信じているみたいですし。もしかして裏……あ~ここで言うのはやめておきます。しかし、マティルダ様を救った犯人は間違いなく奈落の七印の人らしいですよ。」

「え? どうしてですか?」

「大聖堂の発表では、犯人は奈落の七印の紋章が付いた黒いマントを身につけた数人。何人はすでに捕まり、一人はマティルダ様を連れて消えましたよ。」


黒いマント……もしかして、マティルダ様を刺殺しようとしたあの暗殺者たちのことですか? 罪を彼らに被せて、そのまま排除するつもり……?


私はお客様から聞いた噂のように、当時見たことを曖昧に受付嬢たちに話しました。


「そうなんですか? でも先ほど王都から帰ってきた女冒険者さんの話とは違うみたいですよ。昨晩マティルダ様を大聖堂から連れ出した人は、すごく怒った顔の謎のシスターさんらしいですよ。」

「なにこれ! 聞いたことないわ! 続けて!」

「ここだけの話、とある冒険者さんは昨晩大聖堂付近の酒場で現場を見たらしいです。今朝王都からここに戻って、先ほどここでクレープを食べた時に聞いたんですけど……。」


私は昨晩の救出作戦を、まるで神様が怒って乾いた雷を落としながらマティルダ様を救い出したように話しました。


「……こんな感じで、その怒った顔の謎のシスターさんに襲ってきた聖騎士たちはみんな謎の力で倒れました。そして、そのシスターさんとマティルダ様は目の前に消えましたらしいですよ。」

「あら、まぁ。」

「そして、違法奴隷の件はこの前バールヴィレッジの出来事ではないですか? 確か奈落の七印の闇の奴隷商人の首領を捕まえたことで、大騒ぎになったんですよ。」

「あ! これは聞いたことあるわ!!」

「えっと、ごめんなさい。デイジーさんたち……時間的に大丈夫ですか?」

「あ! しまった! すぐに戻らないと! セリーナさん、また来ますね!」

「毎度ありがとうございました。」


私はカウンターに戻り、サクラリアが私に話しかけてきました。


『あの大司教、すぐにマティルダ様の退路を封鎖しましたわね。』

「ええ、回収した証拠があっても、こんな風に大々的に彼女を悪者と発表すれば、例えその証拠を出しても、人々は彼女が持ってる証拠の信憑性を疑うと思いますわ。」

『このことは精霊様に報告する必要がありますわ。』

「そうですね。」

『セリーナは大司教の策略を阻止するために、わざと受付嬢たちに昨晩のことを話したのですか?』

「え? 違う違う、私はただマティルダ様が悪く言われることが気にならないだけですよ。神様がわざわざ救った人ですよ、悪人ではないと思うんです。」

『それもそうですね。』


なぜマティルダ様のことをかばうように話したのか、私にもよくわかりません。でも、私たちが救った人が悪く言われるのが、嫌だっただけかもしれません。……ただの私の自己満足です。




セリーナが軽く冒険者ギルドの受付嬢たちに話したことが、まさかこんなに広まるとは、その時、誰にも思っていませんでした。




夕方になり、店のテーブルを拭いていると、誰かが私を呼んだ。


「セリーナ、来たぞ。」

「あら、レオンさん、今日は早かったですね。」


『最近レオンさんも毎晩、ここに来て夕飯を食べに来てますわね。』


サクラリアの言う通り、カフェを開店した夜に彼にラーメンを作ったあと、毎晩のように来るようになりました。


「はい、こちらは頼んでおいた小麦粉です。」

「ありがとうございます。」

「しかし、なぜ市場の人たちがセリーナのカフェにものを売らないんだ?」

「商業ギルドの彼女たちからの話では、商会たちは高級なお菓子を平民価格で売ることが気に食わないらしいですよ。」

「何だそれ。」

「別に困ってはいませんが、彼女たちは何とかするって話してくれましたので、しばらくは普段通りに戻ると思います。その時まで買い出しをお願いいたします。」

「いいって、俺もセリーナが作った料理を食べられるから、気にするな。」


私が話した通り、先週から市場で唯一精霊さんが作れない小麦粉を買おうとしたら、なぜかどこにも売ってくれなくなりました。これを聞いたレオンさんは、買い出しを手伝ってくれるようになりました。ただでは悪いので、その代わりに私は夕飯を報酬にすることにしました。


土日バールヴィレッジに転送すれば買えますけど、レオンさんがやる気満々で手伝ってくれるなら、夕食をもう一人分作るだけで済むし、精霊さんたちにご迷惑をかけずに済みます。現にシルヴィアさんとマティルダ様の分も増えましたのです。


しばらくすると、私はレオンさんと一緒に夕食を食べ始めました。ここでレオンさんが少し真面目で私に話してた。


「なぁ、セリーナ。武闘祭の間は気をつけたほうがいいぞ。」

「うん? どうしてですか?」

「まぁ、段々質の悪い冒険者がこの街に集まってきてるからな。」

「あら、危ないですね。」

「セリーナは一人だから、少し心配だ。俺が手伝うか?」

「大丈夫ですよ。このカフェのお客様たちのほうが、別の意味で冒険者たちより強いですから。それにごろつきくらいは大したことありませんわ。」

「そっか……何かあったら俺に話してくれ。すぐに駆けつける。」

「ありがとうございます。レオンさんは優しいですね。」


レオンさんは少し横を向いて、私に返事をしました。


「いや……セリーナの料理が美味いからな。俺はもうその辺の店には行けないぞ。」

「はいはい、お世辞でも嬉しいですわ。」

「はぁ、お世辞ではないが……。」

「そういえば、レオンさんも武闘祭に参加するんですね。」

「ああ、運が良ければ仕事が増えるからな。来週は予選が始まる。」

「私が応援に行きます?」

「いいのか? 嬉しいが、これは残しておこう。代わりに本戦の時来てくれると嬉しい。」

「あら、予選は簡単に突破できそう?」

「まあね。」

「そうですか。では本戦の時は見に行きますね。」

「ありがとう。」


こうして、私はレオンさんと夕食を終えました。



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数日後、とある執務室。



魔法鳥が第三騎士団長ハル・ヴェルディアの手に止まり、手紙に変化した。


彼は手紙を広げ、内容を読み進めていく。手紙にはこう書かれていた。


”例の少女セリーナは「アリス」と「カースティア伯爵家」の両方の接点を見せず、迷宮都市でカフェを開きました。アリスの方も伯爵家との接点が見つかりません。ほぼ毎晩急に裁きの塔の前に現れ、急に消えますが、ここ数日は完全に姿が消えました。それと別件で、現在迷宮都市では司教マティルダについてこんな噂が……


恐らく司教マティルダが連れ出された日、現場で見た人からの目撃情報、今回の報告は以上です。”



手紙に書かれた噂は、先日セリーナがうっかり広めた救出作戦のことと、マティルダを攫った犯人が般若の仮面を付けたシスター姿の人物であることを詳しく記していた。


それを読み終わったハル団長は椅子の背に体を預け、静かに考え込んだ。


(やっぱり真実は隠しきれないな。もしかして迷宮都市のマティルダ派の人たちがこの噂を流したのか? まぁ、司教マティルダが攫われた件について、大聖堂側の証言は明らかに嘘だ。シスターソフィアたちの手紙と話していた内容とは真逆。捕まえた連中もただの闇ギルドの下っ端、シスターたちの話ではその人たちは司教を暗殺するつもりだった。)


(迷宮都市で広まったこの噂は、こっちにとってはいい流れだ。このまま嘘の情報を広めていけば、裏で動き始めた大聖堂のマティルダ派の人たちの行動にも支障が出る。司教マティルダが再び姿を現したことを備えて、王都にも同様の噂を広めよう。この噂を流した人には感謝だな。とりあえずこの件について、陛下と宰相に報告しよう。)


ハル団長は立ち上がり、執務室から出る前に……ふと足を止めた。


(しかし、アリスはあのセリーナって娘の店近くに一度も現れたことがない。あのヤークが言っていたことは嘘なのか。)


(アリス……彼女はカースティア伯爵家の借金返済の依頼をすでに達成したはずだ。なのに未だに伯爵領に行って報告するつもりがない。裁きの塔での素材集めの依頼もカースティア伯爵家のものか? いや、ただの伯爵家の依頼ではロドリック侯爵に隠せるはずがない。依頼の内容は侯爵の調査網にも見つからないほどもっと上の人が……しかし、国の暗部の一人では目立ちすぎるが……)


(そっか、もしかして宰相の策かもしれない。この前にアリスが裁きの塔から無事に出てきたことを報告した時、陛下と宰相の反応が薄かったのもこのせいか!宰相の策を邪魔しないように、このまま彼女について深く触れないでおこう。)


ハル団長はアリスの監視を中止する手紙を書き終え、魔力鳥に変えて放った。鳥はそのまま迷宮都市へ向かって飛び去った。




セリーナは全く知らないうちに、ハル団長の勘違いによって、彼の監視から外れることになった。

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