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召喚地球人と異世界人のハーフな子供は最強です  作者: ヨモギモチ
2章    王国編
25/26

25話 VS龍王戦2

終わりが見えない今日この頃。

投稿しました。

「グハッハハ!避けろ避けろ!」

「くっ」


絶世の美女が全裸で殴り蹴りかかってくる。

ドラゴンが人型になったようで、技術もないし攻撃力は落ちているがそれ以上に

機動力が上がっているから十分凶悪だ。揺れるたわわも凶悪である。

できれば止めてほしいけど。

恐いんだよ。香里の目が。


香里の弓も俺に当てずに打つことは出来るのだが如何せん動きが速すぎて当たる

訳がない。

と言うか、スピードとパワーならうちの父親と遜色ないんじゃないか?


「〈鳴雷(ナルカミ)〉」


周囲に雷を発生させる魔法を使い、一旦離脱する。

すると、香里が絨毯爆撃のように魔法を連射して足止めをする。

その間に、剣に更に魔力を込める。


「おぉっ?はっ!第二解放」


思いの外魔力を持って行かれた。

けど、これであの速度にも対応出来るはずだ。


「〈形状変化・二刀小太刀〉」


第二解放状態の効果で小太刀にして間合いを近くにする。

二刀流なので手数も増えるしこれが最適だろう。


「〈龍王爪(ドラゴンクロー)付与〉」


続いてもう一つの能力。

自分のスキルを付与する能力だ。

これにより一発一発が大技な俺の固有スキルも手軽に使える。

俺の母親もこうやって戦ったんじゃないだろうか。


「それヤバいな!はっ!楽しみだっ!」


余裕の表れか俺のことを待っていたらしいドラゴンは手を薙いで魔法を消し去る

と俺に突っ込んできた。

ドラゴンが人化した瞬間と同じシチュエーションだが結果は違うものになった。


ガギャン!!


「おおおおおおっ!」

「ハハハハハハハハァ!」


俺の小太刀と手刀の形をしたドラゴンの手が金属音をあげる。

何故、斬れないのかと思ったのだがどうやら腕に魔力を纏っていた。

一般的な技術の一つなのだが、これをみる限り今までは垂れ流しの魔力のみで防

いでいたらしい。


「ははっ!やはり儂の手刀で斬れないのか」


喋りかけてくるドラゴンを無視し、もう一つの小太刀の切っ先をドラゴンに向け

る。


「〈龍聖咆哮(ドラゴニアブレス)付与〉」


龍聖咆哮を付与し放つ。

胴体を狙ったから避けられるはずもない。

しかし、ドラゴンは驚くべき対処方法をした。


「ぬぉぉぉおおおお!!」


手刀と斬り合っていた方の小太刀を弾き返しバックステップしたかと思うと両手

を前に突き出し受け止めたのだ。

やがて、ブレスは減衰していきドラゴンの両手に消し去られた。


「はぁはぁはぁ.....ふうっ。どうした?早く来ないか。チャンスだぞ」


そう言うドラゴンの構えを見る。

疲労は見える。が、どこかわざとらしい。

......はぁ。

ため息をついた俺に復帰した香里達が近づいてくる。


「ん?どうした、今度は3対1の接近戦か?」

「降参だ」

「へっ?」


元々、このドラゴンと戦う必要はなかったんだ。

襲ってきたけど殺気は全くと言っていい程なかったし。

命と引き換えになら掠り傷を負わせるぐらいはできるかもしれないが勝てはしな

い。

なら、ドラゴンの余裕があるうちに降参するべきだと考えた訳だ。


「おい、待てよ。降参?」

「ああ、お前も強いし分かるだろ。今の俺らじゃ勝てない。」

「.....多少、消化不良だがまあ再戦できるなら許してやろう。古き血の末裔よ

特別だぞ。主等は強いからな」


何故か再戦の約束を取り付けられたな。

....次は全力で逃げよう。


「しかし、そうだな。殺すか満足するかだったが....うむ」


何怖いこと言ってんの?

えっ、俺達殺される可能性あったの!?


「よし!おまえ達について行って異世界の修行を施してやろう」

「...マジで」

「うむっ。断ってもついて行くからな!」


戦力アップと考えればいいのか?

いや駄目だろ….....。


「そうと決まれば自己紹介だな!」

「決まってないんだけど」

「儂は『混沌の迷宮』下層守護者にしてそ残りの八大迷宮の総守護者」


おーっと?無視されたうえに知らない単語が出てきたぞ。


「全ての龍の祖。種族は原龍。名を龍神ミーティア」


へいへい、うちの祖先で龍の神様らしいですぜ、兄ちゃん。

.....……なんか似たテンション前もやった気がしたな。


「ミーティア、『混沌の迷宮』だけ分担、何で?」


チナミが疑問を口に出した。

そこなんだろうか?

龍神とか原龍とかいろいろあると思うんだけど。

よっぽど重要じゃない?神様だよ。


「うむ、実は数千年前までは階層が50層、つまりは現在の下層の辺りしかなか

ったのだ。しかし、ある日一人の幼女、若きリマリアが現れると『混沌の迷宮』

に干渉し儂の治める領域を追いやったりおったのだ。あやつは干渉能力だけは

儂を凌駕していたからな!」


そこ誇るとこか?

しかし、干渉能力だけは上なのか。

神の領域にうちの親を導いたのだから当然と言えば当然か。


「で、何でついて来るんだ?」

「先ほどもいったがお前らに異世界版の修行をつける為だな。それに久し振り

にリマリアに会いに行きたいし。お前らについて行けば会えるし。リマリアの

魔力が残っているからな」


リマリアの魔力?

香里に目を向けても首を捻っている。


「お前らには見えないぞ。リマリアの魔力は特殊でな神力が混じってるから同じ

く神力を持ってないと感知できないんだ」

「なるほどな。しかし、ミーティアが神力を持っているのは龍神ってことでわか

るがリマリアが持ってんのはなんでなんだ?」

「知らんな!」


ミーティアの性格がものの数分で分かるな。脳筋か。

気になれよ。神(龍)だろうが。


「まあ、それもこれもリマリアに聞けば良いだろう!では、あいつの所に行くぞ」

「えっ......おう」「いいわ」「わか...った」

「?...よし、じゃあ〈転移〉」


俺が返事に間があったのには理由がある。

よくよく記憶を探ってみると驚くべき事実を発見したからだ。

すなわち


ーー転移に初めて了承を求めてくれたのミーティア(脳筋)かよ。


である。



ーーー続くーーー

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