終話
申し訳ないのですがもろもろの事情(想像力の欠如とも言いますが)
によりかなり急に終わらせます。
最後の方とかかなり適当になっちゃってますがお許し下さい。
転移が終わり目を開けると……
「〈次元断刃〉」
リマリアがこちらに手を向けて見えない刃を飛ばしていた。
「なっ!?」
ミーティアが手を見えない刃に合わせて振り抜いた。
バギッ!!
「ハッハハハ!久しいなリマリア。しかし、随分な挨拶だなぁ」
「ちっ、やっぱり止めましたか、クソ婆。あなた、前までは止めれなかったでし
ょ」
ミーティアが手に時空間属性の魔力を纏わせたのはかすかに見えたが
まさか、あの厚みの魔力を纏わせただけで〈次元断刃〉を砕いたのか?
あの一瞬で、それだけの魔力を......
俺達の時はどんだけ手加減してたんだよ
「久し振りに”勉強”と言うものをしてみたからな!」
「.....化け物ですか。それは、それとして.....ヤッホー!優也君達おひさー」
「なあ、リマリア。儂にもその位の軽さでも良いんだぞ?変に素じゃなくても良
いからな」
「うるさいですよ」
露骨だなー。
何て思ってるとカインと美少女が並んで歩いて来た。
俺達が来るのを感知して呼んだんだろうか。
まあ、龍神いるし。全員は集合させるよな。
ちなみに、視界の端の方ではまだリマリアとミーティアが言い争っている。
ミーティアが一方的にしゃべりかけているだけとも言うが。
「よう、優也、香里、チナミ」
「げっ……あれ?」
「なんだ?」
置いてけぼりにされた普通に話掛けてきた。
即殴られるぐらいは、考えていただけに拍子抜けである。
「どうした、うれしそ......気持ち悪い顔して」
「何で言い直した!?」
「お前、無駄にイケメンじゃん?けど、キレイ系だからニヤけるとさ…」
「…普通に駄目だし…だと」
カインは驚いているが、まあ無視しよう。
それよりも、修行をつけてもらえるなら早くしてもらいたい。
魔法的な修行をお願い出来る奴がいなかったからな。
なので、リマリアに話しかけた。
「リマリア。早く修行をつけたいからミーティアを黙らせてくれ」
「OK。けど、その前に発表したいことがあります」
リマリアがいつになく真剣な表情でかつ、泣きそうな表情をしていた。
「『狂った神』が顕現する可能性がなくなりました」
「へっ?」
今、何て言った?
『狂った神』が顕現しないだって。
何が? どうしてそうなった。
「ミーティアが仲間になったことで優也君達のパワーアップが予定の数十倍早く
出来るんだよ。随分先の事だと思ってたから言わなかったけど『狂った神』がこ
の世界に顕現するには器が必要で、その器が実は魔王なんだ。魔王の実力は恐ろ
しく高い。ミーティアの龍形態と同等だと思っていい。だから、勇者は勿論君達
がその実力に達するまでに『狂った神』が顕現してしまう」
リマリアは興奮してか、まくし立てるように喋っている。
俺達は聞き役に徹している。
「ミーティアは基本的に執着心がないからどの未来にも仲間になることはなかった
し酷い時には殺されたりもしたね。ミーティアも魔王退治に協力しなかったし、私
も制約で戦えないし。だから、ミーティアが優也君達に興味を持った時点で未来は
守られたんだ」
・・・・・◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇・・・・・
その後、順当に魔王を殺して本当に世界の危機はなくなった。
リマリアから聞いた話だと焦った『狂った神』は無理矢理顕現しようとして創造
主の不興を買い処分されたそうだ。
この辺はもう次元の違う話だが家の母親等が『狂った神』処分の時に創造主の目
に止まったらしくその創造主の計らいで対面する事が出来た。
まあ、ざっくばらんとしすぎて感動もクソもなかったのだが会えて良かったと思
う。
今は、異世界を回る旅をしている。
三人で。
そう、チナミがいるのだ。
いろいろ押し切られた感がしないでもないがしっかりとチナミの両親にも挨拶し
したし......愛してもいる。
「優也、なにぼーっとしてるの? 早く行くよ」
「そう。早く行こ」
「わかったわかった。ちょっと待てって」
とにかく、この先なにがあっても大丈夫だろう。
親から受け継いだチートがあれば。
「「早く!!」」
「わかったって!」
おしまい




