18話 優也side 戦闘前の無駄話
「はっはっはっははははは!.......で何で我は此処にいる?」
「今更かよ...」
マジでコイツアホだな。真性のアホだな。
けど、サタンの息子なんて連れてきて何をさせるつもりだ?
......まっ何となく分かるけど。
《リマリアちゃん登場!実は、カイン君には彼とちょっと戦って欲しいんだよ》
「戦うか....無いな。我がお前に従う理由もないしな」
うわっ、コイツ絶対内心で「俺カッコイイイ!!」とか思ってるよ。
《そんなこと言っちゃっていいのかなー?実は彼500年前の勇者の息子なん
だけどなー》
「何?嘘だろう?」
「俺のことを知ってんのか?」
「いや、父上にお前の両親のことを聞いててな、いつか会えるだろうと言われ
ていたのだ。余り興味もなくてな生まれて間もなく自己強化に勤しんでいて忘
れていたというか突拍子もなくてほら話だと思っていた.......お前に合った
今でも信じられん」
カインが親父さんから聞いた話によると、
いわく、勇者は嫁と新婚旅行で魔界に来た。
いわく、来て早々に勇者はサタンの城に殴り込んでサタンをボコボコするなり
『俺の嫁と戦え、だけど殺すな。あ、毎日な』と言って帰った。
いわく、言葉通り勇者の嫁が毎日襲って来てはボロボロになって帰って行き、
一年でサタンを倒して帰って行った。
「親父さんにもし会ったら謝っておくけど........それ、ただ俺の両親にカ
インの親父さんがボッコボコにされた話だよな。お前そんなの赤ちゃんの時
に聞かされたのか」
「ああ、さっきも言ったが信用はしてなかったがな。今でも我の父上には勝
てる気がしないから当然だろ?」
魔界か……行ってみるのもいいかな。
《サタン君の話は本当だよー。ちなみに、サタン君私の下僕》
「ふぁ!?」
サタンを下僕にとか……こいつの素性がしれねぇな。
と言うか、精神年齢100越えで"ふぁ!?"はねえだろ。
「おい、年齢弁えろ。気持ち悪い」
「……酷いな。そもそも父上が誰かに下るなんて信じられるかよ」
《流石にこれは信じられないか。「前のもな」まあ、今からサタン君と繋ぐ
から。......『もっしもーし、サタン君ー』》
もしもしってこっちの世界にもあるのか?
....それは、気にしない事にして何処かから男の声が聞こえてきた。
《むっ、誰だ!儂に念話をしやがったのは!執務中だぞ!》
どうやらサタンはお怒りのようだ。しかし、リマリアは全く気にしていない
ように話し始める。
《『久しぶりだねぇ。3、400年振りかな。カンナちゃんとは無事結婚した
みたいだけど大丈夫?浮気したら乗り込むから』》
《何を言ってい《『私だよ。忘れたの?』》ッ!!!???》
その瞬間、凄まじい程の怖気を感じた。リマリアにしてみれば1%未満の魔
力を解放しただけなのだろうが、俺の体は本能に従い行動に移る。
固有スキル『神之愛』でステータスを底上げしてもう一つの固有スキル『龍
聖王技』の"龍聖王之理"を使《ああ、それは止て。今はだめだよ》
………気付くと怖気は、嘘のように消えていた。……えっ?
《あちゃー、ごめんごめん。君達には刺激が強すぎたかな。あと、それは使
わないで。お願い》
一瞬悲しい目をしてた気がしたけど気のせいか.....
まあ、いいか。それより君達?周りを見渡すと悪魔的な角と翼をはやしたカ
インがいた。
「はぁっはぁ………よくお前あいつを攻撃を加えようと思えたな」
「ああ、前に何回かこれレベルの威圧をくらったからな。......あれはヤ
バかった」
「....声が震える程か」
俺が小学生の頃、同級生に香里がバカにされたのにキレた俺が本気で殴ろう
としんだが、いつ来たのか俺の親がアホなレベルの殺気を発してきて香里
共々気絶させられたんだよ。その同級生にはしっかり報復したけどマジで
ヤバかった。
《んー、いいかな君達。ちゃんと聞いててよ。『サタン君さぁ、君って僕の
下僕で勇者と龍聖王の娘に負けたよね~』》
《『えっ、いや...その...えーとですね調子が悪『負けたよね?』....はい》
《『うん!じゃあバイバイー。あっ、カンナちゃん中したらブッ飛ばすから
ねー』……で、信じる?》
「……………」
いや、そうなるよね。
うん。俺も親父が下っ端感丸出しでいたら言葉失うよ。
《でさー戦って貰っていい?》
「……少し待ってもらっていいか?キャパオバーだ」
《駄目!今すぐ!さあ、さあさあはよー》
「.....分かった。戦おう。だけど一つ条件がある」
《条件?》
サタンを解放?してくれみたいなかな?
「ああ、条件は......一発だけでい一発だけでいいからお前を殴らせろ!」
《えっ、やだよ痛いし》
おい...そこは『優也君に勝ったら考えるよ~』って嫌みったらしく言えよ!
可哀想だろ....
「そんな目で見んな!余計に悲しいわ!」
こんなやりとりはまだまだ続く。
何時になったら始まるのやら.....
ーーー続くーーー




