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「見つけましたよ!宮司さん!」
「おやっあなた方は?」
「はい!私はオペレーターの優希です!未来からやってきました!」
「ちょっと優希さん突然すぎますよ!」
「はぁまったく」
「なるほど…いつか来るかもと思っていましたが…」
「そうですね!まずは私というか奏楽さんを鑑定してみてください!説明はそれからで!」
「ふむ…これは!!」
言われるままに鑑定すると、そこには二つの魂が存在していました。一つはリンクの能力・そしてもう一つには…
「なるほど…これは厄介ですね」
「私は奏楽さんの能力を活かす為に10年後の未来からやってきました!」
僕は特殊犯罪を抑制する機関に所属している。優希さんの説明によると能力者を活かす事も殺すことも出来る貴重な存在が目の前に現れた事になる。
「扱いが難しいですね」
「そうなんです!未来でも意見はわかれています!本来のまま病死させるか?協力者になってもらうか?」
「ちょっと待って私、病死するの!?」
「病院に運ばれたじゃないですか?あれはリンクの影響ではなく持病です。」
「先輩…」
「でも、大丈夫です!私が特効薬の作り方を知っています!宮司さんの協力がないと手に入らない材料なんですけど」
私が決断しなければならない。その重みで胃がきゅっとする。
ですが…能力者を制御出来る可能性を私は求めていた。それを知っていて接触してきているであろうことも理解する。
「わかりました。素材集めを任されましょう。」
「という事は協力者になってくれるという事ですよね!」
「はい、そうなります。」
「ふぅ良かった。優希に任せるのは心配だったから」
「そうですね!勢いしかありません。ふふっ」
とりあえず、話がまとまりホッとする。
「それでは、こんな場所ではなんですし、私の所属する機関へと向かいましょう」
「よろしくお願いします。」
「ふふん!私が案内しますね!」
「あっちょっと待ってください!!」
そう言いながら奏楽さんたちは、施設の方向へと向かって行く。
未来から来たというのはホントらしいですね。
優希さんとはもっと腹を割ってお話しなければ。
優希さんの魂は、18歳くらい…リアルタイムの方も早急に確保しなければいけませんね。
僕の胃持ちますかね…
「ようこそ私達の施設へ!」
「勝手に入っちゃダメなんじゃない?」
「そうですよ!一応許可を取らないと!」
「構いませんよ。表向きは普通の喫茶店なので、なにか飲みますか?」
「あっそれじゃあコーヒーを」
「一応、私にも聞いてください!まぁコーヒーでいいんですけど」
「それじゃあ私も同じもので!」
「はい、お待ちください」
その場を離れ、コーヒーをいれつつ聞き出す事を整理する。
10年の間になにが起こるのか、奏楽さんの処遇をどうするかなど…考えなければならない。
コーヒーを入れるのは落ち着く、僕の数少ない趣味の一つだ。
「お待たせしました!」
「ありがとうございます。」
「宮司さんのコーヒーはとっても美味しいんです!」
「ほんとだ!美味しい!」
「それでは優希さんお話を伺えますか?」
こうして僕の長い一日が始まるのだった。




