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私の名前は優良。私には半年ほど前から憧れの人がいる。
去年のマラソン大会の日。その人は誰よりも速くゴールへとたどり着いた。
そんな憧れの人に今、私は、肩を掴まれている。
「優良聞いてくれ、実は…」
「はい!」
「君はループの能力者なんだ。」
「はいぃ??」
予想外の言葉に変な声が出てしまう。急に能力者とか言われても、
はいそうですかとはならない。先輩大丈夫ですかと問いたい。
「試しに直近の行動をループしてみてくれ」
でも、先輩の瞳は真剣そのものだった。心の中でループと唱える。
私は、トイレの個室に移動していた。記念すべき瞬間。私はとりあえず手を洗い先輩の元へと急ぐ!!
「先輩!先輩!!出来ました!!」
「出来たって事はまさかほんとに?」
「はい!って先輩が言ったんじゃないですか!」
「いやまだ私は説明もしていないのだけど」
「でも私は先輩が肩を掴んで、真剣なまなざしで見つめてくるのを経験しています!」
「今は4時5分か…ちょうどいいな一緒にループできるか検証してくれるか?」
「構いませんよ!任せてください!ループ!!」
そういうと少しずれた場所に二人が現れる。時計を見るときっかり4時を指していた。
「すごいな…これは…」
「だから言ったじゃないですか?優良さんは役に立つって」
「誰か隠れているんですか?先輩。別の声が聞こえたような」
「あーこっちも説明しなきゃいけないのか…」
「初めまして私はオペレーターの優希!」
そういうと勝手に動かし、優良の手を握りながら、そう告げる。
「まぁそういう事だ。ここにはもう一人いる」
「なるほど、それが先輩の能力ですか?」
「いや…私は君が能力者に目覚めた原因というか…優希頼む」
「はい!お任せください!!」
そういって経緯を説明していく。
「なるほど、先輩のお手伝いをすればいいってことですね!」
「あぁ頼めるかな」
「構いませんよーなんせ先輩は私の憧れの人ですから!ふふっ」
「憧れ?」
「まぁそれは機会があれば説明しますね!とりあえずなにから始めればいいでしょうか?」
「そうですねーおそらくループには制限があるはずなんです!それを検証しましょう!」
何日かの検証の結果分かったことは00:00まで一日3回まで遡る事が出来るという事だった。
「授業とか聞き飽きましたーー友達も同じことを言いに来るし」
「それは!なんというか…ご苦労様」
「でも能力を把握出来て良かったです!」
「宝くじとか買ったら大金持ちですね!私!先輩行ってみましょう」
「当面の資金を確保できそうですね!行きますよ奏楽」
「分かった。こうなったら活用しよう」
数日後、大金を得た私達は、まず一緒に暮らす事にした。
近くにいた方がなにかと便利ですからね!
「これが先輩と私の愛の巣!」
「私もいますよー」
「よっと、とりあえず荷物は一通り運び込めたかな」
「はい、大丈夫です!」
3LDKの間取りにそれぞれ先輩と私の部屋を別けた。正直ずっと一緒にいられる優希さんが羨ましい。
残りの一部屋は来客用に整える事にした。
「とりあえず拠点も手に入れた事だし、乾杯と行きましょう」
「そうですね!乾杯!」
「この量はさすがに頼みすぎじゃないか?」
目の前にはデリバリーサービスを利用した料理が所狭しと並んでいる。
「そんなことないですよ!先輩二人分は食べるじゃないですか?」
「そうなんだよね…優希とリンクしてから大食いになって…」
「任せてください!私はいくらでも食べられますよー」
こうして先輩と私は協力関係を結ぶ事になったのだった。




