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私は考察する事が好きだ。
複数の絡み合った要素を自分なりに整理して腹落ちさせ、解決する。
思考が一繋ぎになる瞬間が楽しいと思っている。
私がループ能力に目覚めたのはこのような思考からだと思う。
今日は私を物語の主人公に当てはめて考察する。
結論からいうと私なら絶対にループ能力者を主人公にはしない。
フラグをいくら建てたとしても、根本からフラグを立てる前に、解決されてしまう。
一時的に物語を進める事は可能だ。情報を集め根本をさぐる作業は楽しく描けるに違いない。
でも、そこまでだ。1回のループでも問題を解決できるのにそれを私は3回以上出来る。
作者泣かせの存在と言える。
ループで解決できないフラグが存在したとして、誰も解決方法がわからない。
でも、現実問題として私は存在している。悩ましい。
先輩の願いを叶える能力についても考察する。
最初は、暴走していたそうだが、先日の一軒で問題なく制御できるようになったようだ。
もし私が願いを叶える能力者だったとしたらを考える。
正直に言うとなにも思い浮かばなかった。
自分のせいで世界が混沌とする。そんな重圧に私は耐えることが出来ないとは思う。
平和な世界以外に望む内容が思い浮かばない。
先輩は他の人の要望にも応えているようだけれど、私ならそんなメンドーなことはしない。
おそらく、関係者の記憶をなくし、一般人としての生活を望む。
先輩は責任感が強すぎると思う。自ら率先して責任者となっている。
それは私にはできず、憧れる部分でもある。
もう少し、気楽に出来ないものかと思う。その為のお手伝いなら喜んでする。
世界は確実に平和に近づいていると実感している。私のループ回数が減ってきているからだ。
いつかループしなくても済む世界になる事を祈っている。
そんなことを考えながら、私は今日も先輩のお手伝いをするのだった。




