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リンカーズ・オペレーション  作者: 奏楽


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悪意…悪意を解き放ちたい!


悪意を旨く利用する為には察知されてはならない。


思考を読まれるなど以ての外だ、ゆえに私は悪意を隠蔽し、思考を読まれない能力を欲した。


私は目論見通りに「隠匿能力」に目覚めた。


私の名前は黒魔。自分と仲間たちに隠匿スキルを施し、世界を混沌へと導く存在となる。


私の持論だが、悪意のない世界はいずれ衰退する。


平和というものは安定と同義である。とてもつまらないものだ。


人とは課題を与えられないとそこから踏み出す事の出来ない怠惰な生き物であると私は思っている。


用意された環境、その中で選別し、満足する。


さすがに、殺人や暴力等は看過していない。私が言う悪意とは遊び心の事だ。


ステータスを広めたものがいる。ダンジョンを開放したものがいる。


私はそれに並び立ちたいと願っている。否、それ以上の混沌を望んでいる。


その為には、思考を読まれる事が一番の敵だ。ネタバレしているものはそこまで楽しめるものではない。


誰にも想像出来ない未来を用意する事、それを私達は考え続けている。


世界を創造する事。それが私達組織の目標だ。


ダンジョンや小説で学ぶことは多い。あれは世界創造だ。


私達はまず作家を目指す事にする。私の能力を利用したけしてネタバレが発生しない作家だ。


ダンジョン運営にも携わりたいと願っている。


結局のところ新たに創造する事は難しい。利用できるものは利用すべきと判断した。


故に私達は最強のシナリオライターを目指す。


まっすぐに物語を紡げるものは神しかいない。悪意を散りばめる事によって、

物語は紡ぎやすくなる。


私達は悪意を旨く利用する事をまず第一に考える。


やりすぎてもいけずちょうどいいバランスを目指す。


フラグを管理しなければならない。フラグに気づかれてもいけない。


とても難しくやりがいのある作業だ。


私達は望む、未だ誰も見た事のない景色を。

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