2018/6/12_18:11:47
マルクスは僕のことを殴ったあと僕の胸ぐらをつかんだ。
「何するんだ!」
「何するはこっちのセリフだ!お前シャルに別れようって言ったらしいな!どういうつもりだ!」
「、、、ああ」
「どういうつもりかと聞いているんだ!カミーユ・グリモアール!!」
「僕はシャルと一緒にいる価値はない、、」
「お前はシャルのことが好きじゃなくなったのか?」
好きじゃない?好きに決まっているだろう。シャルのことが好きじゃなかった日なんて一度もない。
「、、きに、、決まっているだろ」
「何!?」
「好きに決まっているだろ!!」
「じゃあなんで!!」
「僕がバケモノだからだ!お前も見ただろう?赤い目をしたバケモノだからだ!!そのせいでかあさまが、、ガガが、、」
僕は涙が溢れた。母さまもガガもこの世にいないことを実感し、泣いた。
「自分が世界で一番不幸だと言いたげだな。」
彼は僕のことを見下しながらそういった。
「何、、だと、、、」
お前に何がわかる、前世で親に捨てられて、今世では、僕を愛してくれたものが、僕のせいで殺された気持ちがわかる!!
そう思い僕は怒りに身を任せて彼を殴った。
「お前に何がわかる!!僕のせいで母さまが死んだんだぞ?」
彼に馬乗りになり何度も何度も殴った。八つ当たりなのは自分でもわかった。
「お前だけじゃねーぞ!」
そう言ってマルクスが僕の顔を殴り、そのあと僕に馬乗りになって殴った。
「お前の親だけじゃない!!俺の親も盗賊に殺された!!シャルルもだ!」
なん、、、だと、、そうか村のみんな死んだって言っていたもんな。僕は自分のことでいっぱいいっぱいでそこまで頭が回らなかった。彼は言葉を続ける。
「お前だけが苦しいんだ、シャルも俺も苦しんでる!!」
そう言って僕の頰に水が落ちてきた。マルクスの涙だ。マルクスは泣きながら僕のことを殴り続けた。
このまま殴り続ければ、死ねるかもしれない。それが僕の罰なのかもしれない。
「やめてぇええ」
何度も殴られて、僕の意識が遠退いていた時、横から何かが飛んできて、マルクスを押し飛ばした。
クレアだった。シャルはマルクスを睨みつけて、彼にに立ちはだかっていた。
「やめてよ!!お兄ちゃんをいじめないで!!」
少女に押し飛ばされたマルクスはバツが悪そうな顔をしていた。
「お兄ちゃん大丈夫??」
彼女は僕の頬に触れて、心配そうに言った。
「ああ平気だよ。ありがとクレア」
彼女を抱きしめて、この子をクリフのところに連れて行こうと、それまでは僕がこの子を守ろうとそう思った。
マルクスは下を向いたまま何も喋らなかった。




