↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は転生してエルフになった  作者: 猫の蒙古斑
2章 ミリス村 学校篇
36/40

2018/6/12_18:11:47

マルクスは僕のことを殴ったあと僕の胸ぐらをつかんだ。

「何するんだ!」

「何するはこっちのセリフだ!お前シャルに別れようって言ったらしいな!どういうつもりだ!」

「、、、ああ」

「どういうつもりかと聞いているんだ!カミーユ・グリモアール!!」

「僕はシャルと一緒にいる価値はない、、」

「お前はシャルのことが好きじゃなくなったのか?」

好きじゃない?好きに決まっているだろう。シャルのことが好きじゃなかった日なんて一度もない。

「、、きに、、決まっているだろ」

「何!?」

「好きに決まっているだろ!!」

「じゃあなんで!!」


「僕がバケモノだからだ!お前も見ただろう?赤い目をしたバケモノだからだ!!そのせいでかあさまが、、ガガが、、」

僕は涙が溢れた。母さまもガガもこの世にいないことを実感し、泣いた。

「自分が世界で一番不幸だと言いたげだな。」

彼は僕のことを見下しながらそういった。

「何、、だと、、、」

 お前に何がわかる、前世で親に捨てられて、今世では、僕を愛してくれたものが、僕のせいで殺された気持ちがわかる!!

そう思い僕は怒りに身を任せて彼を殴った。

「お前に何がわかる!!僕のせいで母さまが死んだんだぞ?」

彼に馬乗りになり何度も何度も殴った。八つ当たりなのは自分でもわかった。

「お前だけじゃねーぞ!」

そう言ってマルクスが僕の顔を殴り、そのあと僕に馬乗りになって殴った。

「お前の親だけじゃない!!俺の親も盗賊に殺された!!シャルルもだ!」

なん、、、だと、、そうか村のみんな死んだって言っていたもんな。僕は自分のことでいっぱいいっぱいでそこまで頭が回らなかった。彼は言葉を続ける。

「お前だけが苦しいんだ、シャルも俺も苦しんでる!!」

そう言って僕の頰に水が落ちてきた。マルクスの涙だ。マルクスは泣きながら僕のことを殴り続けた。

このまま殴り続ければ、死ねるかもしれない。それが僕の罰なのかもしれない。


「やめてぇええ」


何度も殴られて、僕の意識が遠退いていた時、横から何かが飛んできて、マルクスを押し飛ばした。

クレアだった。シャルはマルクスを睨みつけて、彼にに立ちはだかっていた。

「やめてよ!!お兄ちゃんをいじめないで!!」

少女に押し飛ばされたマルクスはバツが悪そうな顔をしていた。

「お兄ちゃん大丈夫??」

彼女は僕の頬に触れて、心配そうに言った。

「ああ平気だよ。ありがとクレア」

彼女を抱きしめて、この子をクリフのところに連れて行こうと、それまでは僕がこの子を守ろうとそう思った。


マルクスは下を向いたまま何も喋らなかった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。